ルナティックティアーズ・レベリオン

銃社会と化した2025年の日本。
名古屋への小旅行へ出かけた高校生の流雫と澪は、詩応と名乗る少女と出逢う。詩応は、2人が渋谷で看取った通り魔事件の犠牲者の妹だった。
助けられなかったことに罪悪感を感じる流雫とは相容れない詩応だが、栄でのテロ事件で共闘することになる。その取調で初めて知るカルト教団の名前は、詩応の姉が手帳に遺したものと同じだった。
春休み、流雫は故郷のフランス・レンヌへ里帰りする。そこで偶然知り合ったアルスは、流雫がフランスを離れることになった、16年前のパリクリスマス同時多発テロ、通称ノエル・ド・アンフェルの当事者の宗教団体の信者だった。そして2人は、国を跨いだ真相に迫ろうと結託する。
そして明らかになる、銃社会化の真相。

宗教テロと、その裏に隠された壮大な陰謀に、日本とフ…続きを読む