第20話

タッ タッ タッ


「二層目は少し雰囲気が違うな。」


一層目と空気の匂いが違うな。


「ん?早速分かれ道か・・・・。」


前回は左に行ったから今回は右に進むか。


「コハク、ヘーゼル今回は右に進むぞ。」


「ワン!」


「キュー!」


みんなの了解も得られた事だし早速進むか。


タッ タッ タッ


・・・・おっ!早速敵が現れたぞ!


『鑑定』


【アーチャースケルトン】D

長年放置された人骨に弓兵の残留思念が宿った姿と言われる。強さは弓兵の生前の腕前の凄さを表している。


「なるほどな。それじゃあ早速いk「キュー!」か・・・な。」


ドガァン


「ヘーゼルちゃん!?まだ早いよ!」


まだ喋ってる途中だったのに・・・・


【アーチャースケルトンを倒しました】

【経験値を50獲得しました】

【ぼろぼろの弓とぼろぼろのマントを獲得しました】


経験値は良いんだけど、アイテムがイマイチな気がするな。というかこの弓とマントにどんな効果があるんだ?


『鑑定』


【ぼろぼろの弓】

使い古された弓。名前の通りぼろぼろのため使い物にならない。


攻撃力+5

俊敏性+5


成程使わないな。武器に攻撃力とか最初からあったっけ?武器とかに鑑定してきたのはあまりというか、今回が初めてじゃないっけ?


とりあえず、マントの方も鑑定してみるか。


【ぼろぼろのマント】

使い古されたマント。ちょっと臭い。


防御力+3


「ちょっと臭いのかよ。絶対に着たくないなこれ。」


使い道もないし、売るか。


【換金】

ぼろぼろの弓 ぼろぼろのマント

売値:500G

売りますか?

はい/いいえ


「はい」


【ぼろぼろの弓とぼろぼろのマントを売り、500Gを獲得しました】


「小遣い稼ぎにはなったかな。」


結構な額で売れたな。ぼろぼろだったから50Gぐらいだと思ったけど。


「よし、どんどん行くか。」


タッ タッ タッ


・・・・・・・・おっ、宝箱か。


『鑑定』


【宝箱】

開けると、魔物が寄ってくる罠が仕掛けられてる。


「まじか。どうしようかな?開けるべきか?」


コハクとヘーゼルもなんか闘いたそうな感じがするな。一回聞いてみるか。


「コハク、ヘーゼルこの宝箱あけたら、魔物が寄ってくるんだけど開けるべきかな?」


「ワンッ!」


「キュー!」


成程、闘いたいから開けろと。まぁ、俺も少し闘いたいと思っていたし、開けるか。


「それじゃ、開けるぞ。」


ガチャ ギィー シュー


「ゴホッ!ゴホッ!煙たい!」


はぁ、はぁ・・・・はぁ、やっとおさまった。


煙が出終わった瞬間遠くから足音が聞こえてきた。


・・・・ダダダダダ


「やっぱり来たな。」


後ろを振り向き戦闘に備えた。


ダダダダダダ


「少し多くないか。大丈夫だとは思うけど。」


戦闘はある程度コハク達に任せておいていいだろう。少し鑑定もしながら魔法でも撃つか。


最初に一番前のやつから鑑定するか。


『鑑定』


【ゴブリン】F

黄緑色をしている。強くはないが軍団で仕掛けてくると厄介。


次はその奥にいるやつだな。


【オーク】E

豚の怪物としてた伝えられている。強い個体になればなるほど肉は美味しくなる。


この程度のモンスター達か。これなら大丈夫だろう。そろそろ行くか。


【火球】

ボゥッ


「行くぞ」


ダンッ


ゴブリン0/100


「良し!倒せた。あとはコハク達にお願いするか。」


「行け!コハク!ヘーゼル!」


「ワン!」


「キュー!」


ドガァン!


ダンッ!!


「うわ〜一気に全員居なくなったな。」


いつ見てもエグすぎだろ。


【ゴブリン×10 オーク×10 スライム×5を倒しました】

【経験値を350獲得しました】

【スライムゼリー×5 核×5 ぼろぼろの靴×10

オーク肉×10を獲得しました】

【おめでとうございます。レベルが2上がりました】


「おっ!レベル上がった。モンスターがたくさんいると経験値けっこう貰えるな。」


よし、落ち着いたし宝箱の中身でも見るか。


そこには指輪が入っていた。


「指輪?」


『鑑定』


【風の指輪】

風属性の魔法の威力が上がる指輪。


風属性+5%


「中々使えるな。でも、風はあまり使わないからしまうか。」


風の指輪を持ち物に入れた。


「こっちはこれで終わりかな?」


よし、戻るか。


来た道を戻りもう一つの道まで歩いて行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る