第34話

「3階は・・・・屋根裏か・・・・」


天井まで低く、165cmぐらいしか無い。その代わり広さはまぁまぁ広く10畳はありそうだった。


ここは・・・・物置きにするか・・・・コハクとヘーゼルの寝床にするか・・・・迷うな。


他にめぼしいものは無かったのでリビングに戻った。


リビングに着くとコハクとヘーゼルがお腹空いた!と言ってるかのように鳴き出した。


「ワンッ!ワンッ!」


「キュー!」


「ん?お腹空いたのか?でもついさっき食べたばかりじゃないか・・・・まぁ、そう言っても聞かなそうだしおやつタイムにするか。」


そして通販を開いた。


おにぎり

パン

ハンバーガー

カップラーメン

飲み物

お菓子

アイス

酒 ワイン(おつまみ)

揚げ物

焼き鳥

絆創膏

包帯 消毒液

エナジードリンク

丼ぶり

調味料

New!海鮮類


「おっ!海鮮類が追加されたか・・・・。」


海鮮類・・・・牡蠣鍋、カキフライ、ホタテのバター醤油焼き、サザエの壷焼き・・・・あぁ、ビールとか日本酒飲みたくなってきたな・・・・。


「でも・・今はおやつタイムだし・・・・というかコハクとヘーゼルは海鮮類食べられるのか?」


食中毒とかなると困るし・・・当分は食べさせないでおこう・・・とりあえずおやつを食べさせるか。


そして、プリンやら菓子パンやらを買って食べさせた。


「ワンッ!」


「キュー!」


2匹は勢いよく食べ始めた。


食べている様子を横目にキッチンまで移動した。


「調味料とか買っておかないとな。」


色々な調味料を買っているとお金がなくなってしまった。


「あ〜お金無くなったな。」


確か通販の他に換金が出来たよな?試しにブラウンベアーの皮でも売ってみるか。


【換金】

ブラウンベアーの皮

売値:200.000G

売りますか?

はい/いいえ


そんな高いの!?ブラウンベアーって凄かったんだな・・・・まぁ、皮ならあと20個はあったはずだし売っても良いだろ。


「はい」


【ブラウンベアーの皮を売って200.000Gを獲得しました】


いきなりの大金で声が出ないな・・・・とりあえず買えなかった調味料を買うか。


「・・・・良し、これで大丈夫だな。」


せっかく調味料を揃えた事だし・・・・何か海鮮系を食べたいな。生でもいけるのは・・・・牡蠣かな?あ〜でも、貝殻どうやって剥こうかな?やっぱり風刃をいい感じに使って殻を剥くか。


通販から生食用の牡蠣を買った。


「結構大きいサイズだな。一応鑑定しておくか。」


『鑑定』


【牡蠣】

食べても当たらないようになっている牡蠣。濃厚で程よい苦味がクセになる。フライにしても鍋にしても美味しくなる。


「風刃で隙間を作って力尽くで開けるか。」


弱い風刃を牡蠣に当てた。


カンッ


「弾かれた・・・・!以外と硬いのか・・・・?」


今度は少し強めに風刃を放った。


ザンッ


「良し、丁度よくあなが開いたからここから少し力任せに・・・・良し、完全に開いた。」


ここにポン酢を垂らして・・・・


そして、食べる!


口に入れて噛むと程よい苦味とポン酢が混ざり合って・・・・言葉にできないほど美味い・・・・。


今日の夕飯は牡蠣鍋にしようかな?ちゃんと日本酒も買っておかないとな。あぁでも、牡蠣鍋にはビールかな?贅沢な悩みだな〜。


殻をゴミ箱に捨てたところでコハクとヘーゼルがやって来た。

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