第17話

「んっ。ふぁ〜。やっとおさまった。」


かれこれ2時間ぐらい寝ていたかな。


「コハクとヘーゼルはどこ行ったのかな?」


神殿にいないってことは遊びにでも行ったのかな?


タッ タッ タッ タッ


「キュー!」


「ワフッ!」


おー帰って来・・・た・・・・か・・・。


「何か魔物倒してきてるー!」


とりあえず鑑定するか。


『鑑定』


【ヘルハウンド】 B+

火属性魔法に特化して強くなったためにそう言われている。

肉の味は鶏と牛の良い所をとったような味をしている。

皮は火属性魔法に強く最大800℃まで耐えることが出来る。

爪は砕いてばら撒くと花火になり、攻撃できる。


「へ?B+?」


・・・・そういえば、鑑定のレベルが上がったんだっけな。


「B+って、相当上の方だった気がするんだけど・・・・あ、ヘーゼルか。ヘーゼルって幼体でもランクA倒すぐらいの力あるんでしょ?」


だったらいけるな。さすがは、三王の子供だな。


「って言っても何で三王はそんなに強いんだ?」


まぁ、考えても仕方がないし、とりあえず解体するか。


「コハク、解体するから、そのヘルハウンド貸してくれない?」


「ワフッ!」

ドサッ


「よし、それじゃ解体するか。」


でも、この場合どうすればいいんだ?


「一回、手をかざしてみるか。」


そして、ヘルハウンドの体に手を乗せた。


【ヘルハウンドを解体しますか?】


「うおっ!なんか表示された。」


えぇと、とりあえずこれは"はい"で良いんだよな。


「はい。」


【ヘルハウンドを解体しました。】

【ヘルハウンドの肉を10個獲得しました。】

【ヘルハウンドの爪を5個獲得しました。】

【ヘルハウンドの皮を5個獲得しました。】


「色々獲得したな。」


まぁ、鑑定で事前に色々確認したし、特に見ることないかな。


「それじゃあ、おやつでもあげようかな。」


「ワン!」


「キュー!」


どんなものがいいのかな?一回、色々見てみるか。


【通販・換金】


おにぎり

パン

ハンバーガー

カップラーメン

飲み物

お菓子

アイス

酒 ワイン(おつまみ)

揚げ物

焼き鳥

絆創膏

包帯 消毒液

エナジードリンク

丼ぶり


やっぱり、アイスとかがいいのかな?


「アイスにしようかな?でも、狼とドラゴンってアイスは食べれるのかな?」


まぁ、食べられなかったら、別の分を出して、俺が食べればいいか。


「それじゃあ、バニラアイスを二つ。」


バニラアイス×2

買値:300G

買いますか?

はい/いいえ


「はい。」


【300Gを使いバニラアイス×2個買いました。】


「えっと、カップの蓋を開けて・・・・よし!コハク、ヘーゼルおやつ出来たよ!」


「ワン!」


「キュー!」


タッ タッ タッ


「じゃあ、食べてみて。」


「ワフッ!」


「キュ!」


パクッ


「ワン!!」キラキラ


「キュー!!」キラキラ


ガツガツ


めっちゃ、食いつきいいやん。

コハクに関しては、ハンバーガーを食べるより、食べるの早いな。


ヘーゼルも、体が小さいのにコハクに負けない速さで食べているな。


「コハク達が食べ終わるまで、何しようかな?」


次やることでも考えるか。


「神殿を出てとりあえず、森の奥に探検に行くついでにダンジョンでも探してみるか。」



「・・・・よし、コハク、ヘーゼル食べ終わったみたいだな。」


「ワフ!」


「きゅー!」


「それじゃ、森の奥まで探検するぞ!」


「ワン!!」


「キュー!!」


そして、神殿を出て、西の方向に行った。


タッ タッ タッ


「森の中だと魔物との遭遇はそんなにしないな。」


森を歩いていくと、少し高い山に辿り着いた。


「山か・・・・中学の頃に登ったきりだな。」


よし、登ってみるか。


「行くぞ、コハク、ヘーゼル。」


「ワフッ!」


「キュ〜!」


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