第16話
AM6:00
ピピピッ ピピピッ ピピピッ ピッ
「ふぁ〜。二日酔いにならなくて良かった。」
特に頭痛や吐き気などはないし、これなら万全な状態でゲームが出来るぞ!
「まずは、朝食だな。今日は昨日買ってきた、おにぎりがあるし、それを食べるか。」
「・・・・よし、準備できた。」
早速頂こう。
「それじゃ、いただきます。」
やっぱりスーパーのおにぎりは美味い。
ご馳走様でした。
「今日はずっとゲームするか。」
そのために、洗濯などは昨日やったからな。
「それじゃ、早速行きますか。」
部屋に戻りヘッドギアをつけた。
「今日は遊び倒すぞ!」
そして、意識が朦朧とし始めた。
「んっ。ここは、・・・・そうか、この小屋でログアウトしたんだったな。」
だったら近くにコハクがいると思うけど。
「あれ?いない?」
狩にでも行ったのかな?
「だったら下手に動かないで待っていた方がいいな。」
ギイ
「ワフ!」
「コハク!二日ぶりだな。」
「ワンッ!」
さて、久しぶりに会ったとして、何しようかな?
「コハク、なんか面白い物ない?」
「ワフッ?・・・・ワンッ!」
トテトテ
ギィ
「ワンワンッ!」
「ついて来いって?」
「ワフ。」
「分かった。それじゃあ、案内してくれ。」
「ワンッ!」
トテトテ
タッ タッ タッ
こんな森になんか面白い物あるのかな?
まぁ、コハクのことだし、剣とかのアイテムとかかな?
「ワン!」
「ここって・・・・神殿?」
そこには作られて何百年も経っているような雰囲気があった。
「こんな所に神殿なんてあったんだな。こんな無人島に誰が作ったんだろうか?」
「ワン!」
「あっ!ちょ!おいてかないで!」
ギィ
「ん?台座しかないぞ?」
「ワフッ」
コハクは上の方に視線を向けた。
「あれは何かのスイッチ?」
「ワフッ」
コクコク
「押してみろってことか。」
そして、アイテムボックスから剣を出してスイッチを押した。
ゴゴゴゴゴ
「え!なに!?何の音!」
しばらくすると、その音は止んだ。
「ワン!」
「何があったのか・・・・って。」
台座に目を向けたらそこには1m弱くらいの卵があった。
「これは何だ?」
「ワン」
トコトコ
「触れてみろって」
「ワン」
コクコク
「じゃあ、触ってみるぞ。」
キラーン
「うわっ!眩し!」
ピキピキ
「あれ?卵が割れてる?」
ピキーン
「キュー!」
卵から出てきたのは50cmくらいの赤黒い色をしたドラゴンだった。
「キュー?」
【エンシェントブラックドラゴン(幼体)が仲間になりたそうです。】
【テイムしますか?】
「え?ちょっと混乱してるから一旦整理させてくれ。」
えぇーと、コハクに連れられて神殿まできて、そこから怪しげなスイッチを押したら卵が出てきてそこからドラゴンが出てきたと。
「うーん。分からん。」
とりあえず、テイムしてから考えるか。
「それじゃ、テイム!」
【エンシェントブラックドラゴン(幼体)をテイムしました】
「よろしくな。」
「キュー!」
テイムしたからには名前をつけないといけないよな。
ドラゴンからはキラキラした目で見られてる。
「じゃあ、名前は・・・・。」
この子も目の色で決めるか。
この子の目の色は・・・・淡褐色だし・・・・
「決めた!君の名前はヘーゼルだ!」
「キュー!」
一応ステータスを確認するか。
『ステータス』
【エンシェントブラックドラゴン(幼体)】
状態:元気
満腹度:100/100
古代の三王の一匹のドラゴンが死ぬ時に産み落とした物。親の強さを受け継いでいる。
幼体だけど、強さはランクAの魔物を倒せるほどの力を持っている。
「えっ?」
三王?何でこんな所にいるんだよ。
「まぁ、一回鑑定して、具体的な強さを確認しよう。」
『鑑定』
【エンシェントブラックドラゴン】
体力:2500
魔力:1500
攻撃力:1500
防御力:1000
俊敏力:1200
魔法攻撃:2000
魔法防御:2000
精神力:500
ピロリロリーン
【鑑定がレベルアップしました。】
「え?畳みかけてくんのやめてくれない?」
ちょっと頭痛くなってきたな。
鑑定のレベルが上がったことを確認したら少し休むか。
『ステータス』
名称:ユウ
種族:人族
性別:男
空腹度:100/100
職業:器用貧乏
適正魔法:火 水 樹 雷 風 光 闇 無 万
称号:【無人島初上陸】
:【経験値倍増】
:【女神の注目】
:【獣と共に歩む者】
:【称号:強大な敵に果敢に挑む者】
:【称号:世界を揺るがす者】
レベル20
体力:1250/1250
魔力:1250/1250
攻撃力:950
防御力:950
俊敏力:950
魔法攻撃:950
魔法防御:950
精神力:950
鑑定Lv2
よし、何が出来るようになったのかな?
『鑑定Lv2』
色々な物を視ることが出来る代物。レベルが上がるこごとに、色々なことが出来るようになる。
Lv2:危険度レベル観察 達成!
Lv3好感度観察
Lv4スキル観察
Lv5言語翻訳
「あー。そういうことね。」
よし、一回忘れるか。
「よーし、コハク、ヘーゼル一緒に寝ようか。」
「ワフッ!」
「キュー!」
神殿の床を枕にして川の字で並んで寝た。
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