第32話

「休憩もしたし、戦利品の確認でもするか。」


まずは鱗を鑑定した。


『鑑定』


【黄龍の鱗】

黄金色に光りを放つ鱗。主に武器に加工されることが多く稀に土魔法付きの剣が作れることがある。


「黄龍の鱗で作った武器・・・・強そうだな。」


あの結構厄介だった土魔法が使えるのか。まぁ、結構先まで倉庫番だな。現状武器加工できる人がいないしな。


次のドロップ品を手に取って鑑定してみた。


【金の宝玉】

黄金色に光り輝く宝玉。黄龍の鱗を使った武器に装飾することにより青龍、玄武、白虎、朱雀の能力を扱うことが出来る。


「さ・・・・流石Aランク。えげつない武器できそうだな。」


運が良かったらあいつら全員の魔法を使えるのか・・・・鍛冶・・・やってみるか?確か純鉄とかあったしやる機会としては最適だな。


考えてみるか。


そう思いながら最後のドロップ品を手に持って鑑定した。


【黄龍の心臓】

黄龍の心臓。完全なエリクサーの素材となる


「またこの禍々しい物を・・・・というかずっと脈撃ってるんだけど・・・エリクサーの素材といってもこれをどう使うっていうのか分からんな。」


すり潰したりするのか?これをすり潰したりするっていうのは・・・考えたくないな。


「これで全部か?」


そういえばレベル上がってるのと称号もなんか獲得していたな。合わせて確認するか。


そして、ステータス画面を開いた。


名称:ユウ

種族:人族

性別:男

空腹度:80/100

職業:器用貧乏

適正魔法:火 水 樹 雷 風 光 闇 無 万

称号:【無人島初上陸】

  :【経験値倍増】

  :【女神の注目】

  :【獣と共に歩む者】

:【称号:強大な敵に果敢に挑む者】

:【称号:世界を揺るがす者】

:【黄龍を倒す者】

:【春夏秋冬を統べる者】

レベル36

体力:1750/1750

魔力:700/1550

攻撃力:1300

防御力:1300

俊敏力:1300

魔法攻撃:1300

魔法防御:1300

精神力:1300


「この称号2つがよく分からないな。詳細見て確認するか。」


【黄龍を倒す者】

黄龍を倒した者に送られる称号。龍種に与えるダメージが少し多くなる。


【春夏秋冬を統べる者】

青龍、朱雀、玄武、白虎、黄龍を倒した者に送られる称号。季節に関する魔法を使う時威力が上がる。


「普通だな。」


いやー良かった。でも何%上がるとか具体的ではないんだ。


「これでとにかく終わり・・・・かな?」


遠くで遊んでいるコハクとヘーゼルを呼ぼうとした時、後ろで大きな音がした。


「え・・・・何?」


おそるおそる後ろを振り返ると宝箱が空中から落ちて来ている跡があった。


「宝箱・・・・?一体どうして?」


とりあえず鑑定してみた。


【ダンジョン攻略記念宝箱】

おめでとうございます!貴方はダンジョンを攻略することが出来ましたのでこれを授けます。


「賞状とか渡される時の文みたいだな。罠とかあるわけではないから開けてみるか。」


宝箱に近づき開けた。


ギィィ


「これは・・・・」


中には一枚のカードがあった。


「何のカードなんだ?」


『鑑定』


【最高級鍛冶屋カード】

設備が全部整っており品質も最高級の鍛冶屋が生成されるカード。一回使うと永遠にそこに残る為使用する際は慎重に。


「運営心の声聞いてた?」


じゃなきゃこんなの寄越さないだろ。


「一回リアルで鍛冶の勉強するか・・・・まさか鍛冶の勉強をするとは思わなかった。」


まぁ、貴重な機会だししっかり学ぶか。


「今度こそ何もないな。」


遠くで鬼ごっこをしているコハクとヘーゼルを呼んだ。


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