運営
ここは、world online作っている所のの事務所である。
「終わりませ〜ん!!!!」
嘆きながらパソコンを叩いている彼女は今年度からこの会社に来た新人である。
「仕方ないだろ。次のアップデートがあるからな。」
こんな事を言っている男性は彼女の先輩である。
「おかしいじゃないですか!この前、大型アップデートやったばかりじゃないですか!」
「次のアップデートまであまり時間がないからな。」
「なんで他の部署は自動化しているのに、ここの場所だけ、自動化されていないんですか!」
「まだその機能が導入されていないからな。」
「いつになったら導入されるんですか!」
「後数年はかかるな。」
「えっ・・・・・・・・」
「おい、どうした。この世の全てに絶望した顔をしているぞ。」
「だって、この苦行が後数年は続くんですよ!絶望しかないじゃないですか!後、他の人はどこに行ったんですか!」
「全員有給使って旅行行ってるよ。」
「先輩、私も有給使って良いですか?」
「ダメです。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!薄情者〜!!!」
泣きながら床に寝っ転がりながら回転していた。
「そんなことより、早くやるぞ。いつまで寝っ転がっているつもりだ。」
「うぅ〜。やりたくないですぅ〜。」
「だったら辞めれば良いじゃないか。」
「それができたら苦労はしませんよ〜!この会社無駄に給料いいですし、休日も130日あるんですよ!こんな高待遇な所辞めたら親に怒鳴られますよ!!」
そんなくだらない会話をしているとドアが開いた。
その瞬間、寝っ転がりながら回転していた彼女は目にも止まらぬ速さで自分らの椅子に座った。
「おや、ちゃんとしているみたいだね。」
「部長じゃないですか。どうしたんですか?」
「いや〜頑張っている君たちにドーナツの差し入れをしようと思っていてね〜。」
シュバ
「ありがとうございます!部長!」
「おい、お前、・・・たく、部長ありがとうございます。」
「いやいや〜それじゃ頑張ってね。」
「はい!頑張ります!」
ガチャ バタン
「いよっし!これで頑張れる!!」
「お前あの動きができるなら、いつもしてくれ。」
「甘い物関係じゃなきゃ、出来ないですよ。」
「使い道が皆無なんだが・・・・。」
「まぁ、そんなことはどうでもいいですよ。それより、次のアップデートで何を追加するんですか?」
「まぁ、パグの修正やら、新しい魔物の追加やら、兎に角色々だ。それと、おまえ、ドーナツ食べた手でパソコン触るんじゃねぇ、汚れるだろうが。」
「一々うるさいですねぇ、先輩?あなたは私のお母さんですか?」
「こんなでっかい赤ん坊、こっちはお断りだ。」
「どこがでかい赤ん坊なんですか!」
「叫び声をあげながら、床に寝っ転がったり、自分の好きな事じゃないと動けないところとかだな。」
「ヴッ、ぜ、前者は仕方ないとして、後者は違うじゃないですか!私は嫌いな事でも動きますよ!」
「ほう、この仕事の7割は私がやってるんだが?それじゃあ、この仕事の3割やってもらおうか。」
「いや〜それはちょっと〜ご勘弁ですね!」
「そんな笑顔で断るな。」
こんな調子で時間は過ぎていった。
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