第22話
「三層目に来たな。」
三層目は・・・・扉が四方向にあるな。それだけ?
またなんかボスでも来るのか?
「とりあえず、行くか。」
東の方にあった扉に向かった。
扉に手を掛け開けた。
ギィィ バタン
グルル
「なんかいるな。」
嫌な予感がするな。ドラゴンとか出て来そうな唸り声だったな。
部屋の明かりが一気に灯った。
正面には、デカいドラゴンがいた。
「でっっっか!倒せる気しないんだけど。」
とりあえず鑑定してから考えるか。
『鑑定』
【青龍】B+
春を司ると言われている神獣。とある地方では勝利と成功の神様と言われている。強さはAランクにも引けを取らない強さである。
「青龍!?」
神様じゃねぇか!ここのダンジョンB+だったろ!何でこんなのいるんだよ!
「嘆いても仕方ない。コハク、ヘーゼル行くぞ!」
「ワン!!」
「キュー!!」
グルア゛ァァァァァ
「これでも食らえ!」
【火球】
ボゥッ
「いけ!」
ダンッ
青龍:1300/1500
「火球でこのぐらい削れるのか。」
もうちょっと上の魔法を作るしかないかな?
そんなことを考えていたら、青龍が攻撃をして来た。
グルア゛ァァァァァ
っ!なんだ?青龍の持ってる玉?が光初めてた・・・・
青龍の玉が光終わった時、地面から樹が生えて来た。
シュン シュン シュン
「うおっ!危ねぇ!」
下から生えて来た樹がなん度も突き刺して来た。
「少し掠ったかな?」
体力見てみるか。
ユウイチ:1100/1300
「掠った程度でこんなダメージ喰らうのか。」
短期決戦にしないといけないな。
「気を取り直して行くか。」
そして青龍に向かい魔法を仕掛けた。
【落雷】
シュゥゥ
「いけ!」
ダンッ!
青龍:900/1500
「結構ダメージ与えられたな。」
そういえば、コハクとヘーゼルはどこ行ったんだ?
そう思い辺りを見渡すと、青龍の横にコハクとヘーゼルがいた。
「ワンッ!!」
そう吠えると、雷魔法が青龍に当たった。
ダンッ!!!
青龍:300/1500
そして、次にヘーゼルが火魔法を放った。
「キュー!!」
ダンッ
青龍:0/1500
グォォォォォ・・・・
ヘーゼルの火魔法が当たり、青龍は倒れた。
【青龍を倒しました】
【経験値を500獲得しました】
【青龍の鱗と青の宝玉を獲得しました】
「よし!終わった!」
コハクとヘーゼルが駆け寄って来た。
「ワンッ!」
「キュー!」
「良くやったなお前達。」
さて、青龍が落としたのを確認してみるか。
『鑑定』
【青龍の鱗】B
青龍の鱗。神性を少し放っており、弱い悪霊程度なら払う事ができる。武器では、剣やハンマーなどに加工できる。
【青の宝玉】B+
青龍が持っていた宝玉。何に使うか分かっていない。
「成程。」
鱗は使えそうだな。武器か。そろそろ作らないといけないかな?鍛治とかやった事ないんだよな。
で、青の宝玉は今はまだ使い道はないけど多分この先使うだろうし、鱗と一緒に持ち物に入れるか。
青龍の鱗と青の宝玉を持ち物に入れた。
「さて、次の部屋は・・・・。」
次の部屋がない?
もしかして、あの四つの部屋全部攻略しないといけないのか。
一回戻るか。
入って来た扉に手を掛け扉を開けた。
ギィィ バタン
「さて次はどこに行こうかな?」
東の方向を先にやったからそこから時計回りに攻略して行くか。
南の方向にある扉に向かって歩き始めた。
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