第10話
「さて、どうするか」
俺と熊の間は10メートルぐらい離れてる。多分一回でも攻撃をくらったらお陀仏やな。とりあえず魔法で先制するか
「まずは、これで先制だ!」
【火球】
ボウッ
「くらえ!」
「グアゥ!」
ブラウンベアー:1700/2000
「よし、当たった!」
だけど、体力が高いな。でも、魔法防御力は無いみたいだから、複合魔法を上手く使えば勝てるな。
「グアッ!」ブンッ
ズドン
「クッ、砂浜を殴って砂煙をあげて、姿をくらましたか!」
どこだ、何処から来るんだ!右か!左か!
「いやっ、上だ!」
「グアッー!」ズドン
「グッ!咄嗟に避けたけど少し掠ったか!」
体力:400/600
「まじか!掠っただけで、200もダメージも喰らったか。もう、なりふり構わずやるしか無い!」
「ここからは色々な複合魔法を使かうか。」
「いくぞ!」
【鎌鼬’炎'】
ブンッ ブンッ
「ガアッ!」
ブラウンベアー1200/2000
「よし、順調にいってるな。」
このままいけば、安定して倒せるな。だけど、何故攻撃を避けないんだ?
「クッ!」
「グアッ!」ブンッ
「考えている暇はなさそうだな。」
「くらえ!」
【火炎台風】
ボウッヒュゴーー
「ガアッ!」
ブラウンベアー:700/2000
「よし、いけるぞ!」
俺と熊の間は3メートルか。えっ?いつのまに
7メートルの差を埋められたんだ?いやっ!考えている暇は無い!攻撃が来る!
「ガアッ!」ブンッ
「ッ!」
なんとか避けられたか。しかし、今の攻撃は弱かった気がする。こう、スピードはあるけど威力はないボクシングのジャブみたいな攻撃だ。
まさか、今の攻撃はフェイントか!
「グアッ!!」グッグッ
「この攻撃は避ける事ができなさそうだな!」
どうする!この攻撃をくらったらお陀仏だ!避ける方法、いやっ!防ぐ方法はあるはずだ!
そうだ、一か八か剣で防ぐか!
そうして、持ち物から剣を取り出した。そして防ぐ体制に入った。
「いくぞ!」
「ガアッ!」ブォン!
ピキビキ パリーン
「マズッ!」
そして、俺は咄嗟に体を捻った
バァッン
「グッッッ!」
「はぁ、はぁ、なんとか生き残ったか。」
体力50/600
「まず・・いな・・ほとんど、か・・体が動かせないぞ。」
どうする、どうすればこの敵を倒せるんだ。
その時、聞き慣れた足音が聞こえてきた。
タッタッタッタッタッ
タッタッタッ
「ワンッ!」シュン
「コハク!来てくれたのか!」
「ワフッ!」シュタ
コハクと一緒ならあの熊も倒せるかもしれない。
「いくぞ!コハク、あいつを倒すぞ!」
「ワンッ!」
「コハク、俺は今、体力がほとんどない。だから、あの熊を一撃で倒すしかない!そのために、魔法を合わせるぞ!」
「ワンッ!」
「くらえ!これが、俺とコハクの合体魔法だ!」
【極・万雷】
その時、世界が一瞬揺れた。
ドッガッン!!!
「グッ・・ガアッ・・」ドサッ
「やったぞ!!コハク!あいつを倒せたぞ!」
「ワンッ!」
ブラウンベアー:0/2000
【ブラウンベアーを倒しました】
【経験値を1000獲得しました】
【ブラウンベアーの皮と肉をそれぞれ30個とブラウンベアーの爪と牙を2つずつ獲得しました】
【称号:強大な敵に果敢に挑む者】
【称号:世界を揺るがす者】
【おめでとうございます。レベルが13上がりました】
「なんか、色々手に入れたけど、今は少し休みたいな」
ちょっと一息つくか
「どっこらしょっと。ふぅーー、なんか達成感と疲労感がすごいな。」
飲み物と体力を回復してくれそうな食べ物を買うか。
「あっ、そうだった金がなくなっていたんだ。補充しないとな。」
【換金】
原木×40
売値:20000G
売りますか?
はい/いいえ
「はい」
【原木×40売り、20000G獲得しました。】
よし、補充できたな。飲み物を買うか。
【通販・換金+2】
「ん?なんか商品増えたみたいだな。」
とりあえず商品を見てみよう。
おにぎり
パン
ハンバーガー
カップラーメン
飲み物
お菓子
アイス
酒 ワイン(おつまみ)
揚げ物
焼き鳥
絆創膏
包帯 消毒液
newエナジードリンク
new丼ぶり
「おっ、エナジードリンクと丼ぶりが追加されたのか。けど、今はそれよりも魔力と体力を回復させたいから飲み物とアイスでも買うか」
「えっと、炭酸飲料とアイスはバニラアイスでいいか。あ、あとコハクのためにチーズバーガーを買うか」
炭酸飲料(メロン味)バニラアイス チーズバーガー
買値:650G
買いますか?
はい/いいえ
「はい」
【650Gを使い、炭酸飲料、バニラアイス、チーズバーガーを買いました】
「よし、手元に来たな。一応、アイスだけ鑑定していないから鑑定してみるか。」
【鑑定】
バニラアイス
空腹度を10回復する。体力を満タンになるまで持続的に回復してくれる。
「おっ、ちょうどよかったな。それじゃ、コハクを呼ぶか」
「おーい!コハクー!」
タッタッタッ
「ワンッ!」
「ちょっと休憩するぞ。とりあえず、コハクは、ハンバーガーを食べて」
「ワンッ」
ビリビリ
袋を破いて、その袋を皿代わりにしてコハクの前に出した
「それじゃあ、いただきまーす!」
「ワンッ!」
パカッ
「おっ、アイスは見た目は普通だな。それじゃ、味はどうだろうな」パクッ
ひんやりしていて、疲れた体に染み渡るような甘さ。満腹感よりも幸福感の方が多く感じるような味だ。
「さて、ゆっくり休むか」
「ワフっ」ガツガツ
そうして、アイスを食べながらゆっくりと今、生き残ったことを実感した。
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