第9話

「さて、材料も揃えたことだし、早速ハンバーグ作るとするか。夜は作るのが面倒くさいから4人分ぐらい作っとくか。」




ハンバーグの作り方


1.玉ねぎをみじん切りにする。

 フライパンにサラダ油を大さじ1入れてから

 強めの中火

 みじん切りした玉ねぎを入れ、8分ぐらい

 炒める。炒めたら粗熱をとる。



2.ひき肉300gをボウルに入れ、パン粉大さじ4、

 牛乳大さじ5、塩と砂糖小さじ1/2、おろしニ

 ンニク2/1(チューブでも可)コショウひとつ

 まみを入れ混ぜる。(衛生面が気になる人は

 手袋を使うと良い。)




3.ハンバーグのタネが出来たら、ハンバーグを

 手に取り、楕円形(だえんけい)にまとめ

 る。表面を慣らして形を整える。残りも同じ

 様にする。



4.フライパンに油を引いて中火にする。熱くな

 ったら、ハンバーグを入れる。2分〜3分ぐら

 い焼いたら、ひっくり返して、8分ぐらい蒸し

 やきにする。蒸し終わったら竹串を刺して蒸

 されているか確認をする。

 


5.皿に移したら、ケチャップをかけて完成!


「いただきます!」モグモグ

「うまい!ハンバーグもしっかりと焼けていて、ケチャップと抜群に合う!」





「ごちこうさまでした。」

「よし、早速行くか。」


自分の部屋に戻りヘッドギアを装着した。


……………

…………

………


「ここは、ログアウトまた場所だな。早速コハクを呼ぶか。」



「おーい!!コハクー!!」

タッタッタッ

「ワフッ!」

「おーよしよし、コハク来たな。それじゃあ、今からすることを言うぞ。」

「ワンッ!」


「今まで、砂浜にしかいなかったから、今から奥の森に入っていくぞ。」

「ワンッ!」コクコク

「それじゃあ、いくぞ!」

「ワンッ!」


ガサガサ ガサガサ



「特に何もないな。猪ぐらいはいると思ったんだけどな。」スタスタ スタスタ


「それにしても、暇だなー。なんか面白いことでも起きないかなー。」スタスタ スタスタ


「ん?あそこに何かでっかい物体?らしき何かがあるんだけど。コハク、あれ何か分かる?」

「ワフッ?」ブンブン ブンブン (首を横にふる)


「嫌な予感しかしないから、ちょっとゆっくりと戻るか」

ソローリソローリ


「よし、このままいけば戻れる。」ソローリソローリソローリソローリ パキッ


「あっ」


グルルルル


「ワンッ!ワンッ!」

「あの物体、なんか動いてるくない?ちょっと鑑定してみるか」



【ブラウンベアー(激昂)】

全長5メートルの巨大な熊。主食は渓流や川の魚などを食べて生活している。とてもタフで攻撃も強い。特徴は全長5メートルの体を生かしたフルスイングパンチ。猪程度なら10メートル先まで吹っ飛ぶ。普段はあまり、好戦的ではないが、寝ているところを起こされることや、縄張りに入ると激昂する。


「あれ?詰んだ?」


グルルルル クルッ

「ガアーーーーーーーーーーッ!!!!」


「ひとまず、ここは戦いに向いてないから砂浜まで逃げるぞ!コハク!」

「ワフッ!」タッタッタッ タッタッタッ


「ガアーーーーー!」

バキバキ バキバキ


「ひぃーー!木をなぎ倒しながら追ってきてるぞ!とりあえずもう少しで砂浜だから、そこまで頑張るぞ!」タッタッタッ タッタッタッ


砂浜までもう少しだ。熊との距離はまぁまぁ空いてる。これは逃げ切れるぞ!


「砂浜が見えてきた!もう少しだ!行くぞ、コハク!」タッタッタッ

「ワン!」タッタッタッ


「砂浜に着いたー!!」クルッ

「ガアーーーーー!」


「俺は、左によける!コハクは右によけて!」

「ワフッ!」


良し、熊の突進は避けられた。そのまま海に落ちて欲しいんだけどな、多分無理か


「ガアッーー」ズーーーッ


「やっぱり、海に落ちなかったか。」

「ガアッ」クルッ


「こっちに来たか!」


「ガァー!」グッグッ


「何だあの構え?」


全身捻る様な曲げているあの構えは……そうか!フルスイングだ。あたったら一撃であの世行きになる可能性があるから絶対に当たることはできない。


「くっ!」タッ

「ガアッーーー」ブンッ!

ズドンッ!


「なっ!」


おいおい、砂浜に50センチメートルぐらいの穴が空いたぞ。これは、益々ダメージを喰らえないな。……しかし、こいつを倒せるヴィジョンが思い浮かばない。だけどやるしかない!


「行くぞ!ブラウンベアー!お前を倒す!」


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