概要
走るナースの回顧録
新宿の診療所で看護師をしている如月美羽は、かつて、将来を期待されたマラソンランナーだった。現在は、現役から身を引いているが、毎日仕事の合間を縫い、走ることは欠かさない。ジョギング中に知り合った、ルポライター西條将美に、取材依頼を受け、後日、受けることになった。美羽は半生と、マラソンランナーになった経緯、引退、現在までを西條に語る。そこで美羽は、今の自分は決して不幸ではないが、満たされていないと気づく。そして、職場では自分の過去のために同僚との不協和音を起こす。
応援してくださり、誠にありがとうございます。