概要
私、そんな次元で生きていないので……
──それは呪いの人形だった。
学校前のゴミ捨て場にポツンと置かれた西洋人形。
それを、県内でも有名な不良少年の一護と力漢が、遊び半分で触ってしまう。
その日から、一護は呪いの人形【メリー】に狙われてしまうことになる。
苦肉の打開策を導き出し、どうにかメリーの呪いを回避して、呪いの人形の捕獲に成功する。
「やってくれたわね……」
口を開いたメリーの呪い言に対して一護は。
「だったら、ずっとここにいろよ。俺がお前を一生大事にしてやるよ!」
これが始まりだった。
その日以来、一護の生活はガラリと変わってしまった。
次々と巻き起こる仲間の事故、謎の陰陽師に狙われたメリー、幼き頃のぬいぐるみが付喪神に。
不登校になった親友達、巷を騒がせる赤い人。
一護は、次々
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!ありそうでなかった、ヤンキー×オカルト
呪いの人形に触れてしまったことからオカルト体質になり、怪異に巻き込まれていく主人公・一護。
人形の正体はあの「メリーさん」。
迫りくる恐怖に、なし崩し的に立ち向かわなければならなくなります。
一護はいわゆるヤンキー。立ち振る舞いも典型的なヤンキーのそれです。当然、怪異と対峙する時もいつもの姿勢を崩さないわけで……。
オカルトに立ち向かうヤンキーという設定がとても斬新だと思いました!
主人公の一護はヤンキーであるがゆえに、仲間意識が強い。行動力もあるので、妹やかかわった人を助ける方向に動きます。
その意気込みは、怪異であるメリーさんにも向けられます。
最初は順調に一護たちを追い詰めていくメリ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!あることをきっかけにして変わりゆく、展開予測不能な主人公の日常。
【物語は】
都市伝説などの話しが入り乱れるところから始まっていく。
話は耳に入ってくるが、それには興味がないと言わんばかりにヘアスタイルを気にする主人公。この先、日常がゆっくりと浸食され、非日常になるとも想像せずに。
だが、友人らしき人物との会話から主人公がオカルトに関し、全くの無関係でないということが想像できる会話を目にすることが出来る。
果たして彼は、どんなことに巻き込まれていくのだろうか?
【主人公と彼を取り巻く環境】
主人公には幼馴染みを含め、仲の良い学友が何人か存在する。
いずれも一風変わった個性的な人々だ。
主人公はあらすじにもある通り、”県内でも有名な不良少年”…続きを読む