概要
一番近くて遠い異世界、お江戸にようこそ!
達郎はある日突然タイムスリップし、やってきたのは二百年前の江戸時代! 葛飾北斎、葛飾応為、柳亭種彦、渓斎英泉、山東京山、為永春水、そして曲亭馬琴――町人文化が艶やかに花開き咲き乱れた化政文化のど真ん中! 達郎は僥倖と奇縁に恵まれてとある書肆(本屋)に拾われ、そこで江戸の町人として生活することとなる。
歴史は俺に何をさせようとしているのか――はこの際一切全くこれっぽっちも心底からどうでもよく、求めるものは健康で文化的な最低限度の生活。その実現のため、達郎は未来知識を使って(エンタメ業界で)無双しようとする。打倒八犬伝、打倒曲亭馬琴を掲げ、達郎は疾風怒濤となって文政という時代を駆け抜ける!
(本作は「小説家になろう」にも投稿しています)
歴史は俺に何をさせようとしているのか――はこの際一切全くこれっぽっちも心底からどうでもよく、求めるものは健康で文化的な最低限度の生活。その実現のため、達郎は未来知識を使って(エンタメ業界で)無双しようとする。打倒八犬伝、打倒曲亭馬琴を掲げ、達郎は疾風怒濤となって文政という時代を駆け抜ける!
(本作は「小説家になろう」にも投稿しています)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!タイムスリップと江戸文化と新旧エンタメをまとめて楽しめる良作
別サイトで以前読んだ作品だったのですが、カクヨムでも見かけたので改めて読みなおしました。やっぱり面白いですね。
ネット小説としては少し硬めな雰囲気で、構成は歴史小説でもSF小説でもあり、それでいて登場人物と展開はどこかファンタジー的な優しさがあって、だけど設定はしっかりリアル風味。
そんな感じで、とても綺麗にまとまっている印象の完結作品です。
本作の主人公は、ひょんなことからタイムスリップに巻き込まれ、江戸時代のただなかに放り出されるばかりか、自身がなんとか生きるすべを確保しようと四苦八苦する中で意図しないところで過去の歴史を改変してしまったことに気づき苦悩する人、という役どころ…続きを読む