概要
木枯らしの吹く日、二人は出会った
綺想編纂館様考案の『Novelber 2020』参加作品
奴隷のミミィは門を磨き、塀を掃除する。
ある日、屋敷にやってきたオッドアイの青年。
彼はミミィを譲り受け、自分のそばに置くのだった。
拙作【紫の子】からだいぶ後、同じ世界のお話です。
奴隷のミミィは門を磨き、塀を掃除する。
ある日、屋敷にやってきたオッドアイの青年。
彼はミミィを譲り受け、自分のそばに置くのだった。
拙作【紫の子】からだいぶ後、同じ世界のお話です。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!古い絵本の中に入り込むような感覚。恐ろしく美しい世界が広がる。
この物語を読み始めると、すぐにその独特な世界観に包み込まれる。
大きなお屋敷と、その前にそびえる大きな門と、みすぼらしい格好の少女。
それらの光景がありありと目に浮かんでくる。
少女の名はミミィ。
彼女はもともと「三三一番」という番号をつけられた奴隷だった。
雨の日も雪の日も、門を磨くのが彼女の仕事だ。
しかしある日、彼女は領主の家へ連れて行かれる。
大きく変化する日常。
連れて行かれた先でミミィが出会ったのは、「竜神様」と呼ばれる存在だった。
どこか恐ろしく、あまりにも美しい物語。
この作品の世界は、けっして透き通っているわけでもなく、明るい光が射しているわけでもなく、キラキラ輝いて…続きを読む