第33話 ネガティブ思考は紙に書け
もしあなたがうつであるというのなら、感情をメモに吐き出すようにすると少しは楽になるかもしれません。
個人的にメモは「忘れるために書く」ものであり、ネガティブな感情はすべて紙(アプリやソフトのメモ帳でもいいですが)に吐き出したほうが精神衛生上よいことが非常に多いです。
これは私の経験則というわけではなく、ビジネスマンの間でも言われていることです。
参考資料
プレジデントオンライン:作業効率化のカギは「忘れるためにメモ」
https://president.jp/articles/-/17234
そして吐き出したメモは取っておいてあとで内容を少し大きめの(ノートとか)別のメモにでもまとめておきましょう。多分A4サイズ1枚に収まりきるほどの内容だと思います。
なぜこんなことをするかというと「問題の可視化」が出来るからです。
頭の中にある悩みというのは無限に果てしなく広がっているイメージがありますが、いざ全てを紙に書き出してみるとせいぜいA4サイズ1枚に収まる程度になると思います。
なぜなら頭の中の容量というのはせいぜいがその程度のサイズだからです。
クリエイターの間では「頭の中にある時には世界最高傑作なのに、それを形にすると「誰が作ったんだよこれ」って言いたくなるような駄作になる」という話があるのと一緒で、ネガティブな感情が頭の中にある時はとんでもない恐怖なんですが紙に書きだすと「何だこの程度の事か」って思うような内容になるはずです。
「幽霊の正体見たり枯れススキ」じゃないですが、可視化できるようになると頭の中の恐怖って「枯れススキ」程度の大したことがない物に見えるものです。
それに基本人というのは「同じ悩みを延々と悩み続けている」と言ってもいいくらいなので、
紙に書いて客観視すればたいていの人は1つの悩みは1~2行程度の「何だこの程度か」と思うサイズには収まると思います。
実際私もメモ帳を見返してみると同じ事が何回も何回も繰り返し繰り返し書かれていることに気づきました。
同じところをずーっとグルグル回っているんでしょうね。
それさえわかれば「頭の中に無限に広がるかのような悩み」が「A4紙1枚程度」に
他にも頭の中のイメージ、あるいはモヤモヤを口にしたり文字にしたりと、外部に出力するとそれだけである程度は気が晴れたり、浄化作用があったり、自分自身で整理がつくので「有効」です。
一人で抱え込むとその辺が上手くいかず潰れてしまうことも多々あります。
そういう意味では「いのちの電話」などの電話相談、というか「愚痴吐き」の窓口というのはある程度有効で一時的な鎮痛剤としては効果があるのでしょう。
もちろん最終的には医者にかかって専門的な治療を受けるべきだとも思いますが。
メモ帳位ならどの家庭にもあるでしょうし、無ければ100円ショップにでも行けば売ってますし、外出が出来ないのならアマゾンでも買えるでしょう。
費用対効果は非常に高いのでお勧めです。
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