第26話 ネガティブ思考は紙に書け

 もしあなたがうつであるというのなら、感情をメモに吐き出すようにすると少しは楽になるかもしれません。


 個人的にメモは「忘れるために書く」ものであり、ネガティブな感情はすべて紙(アプリやソフトのメモ帳でもいいですが)に吐き出したほうが精神衛生上よいことが非常に多いです。

 これは私の経験則というわけではなく、ビジネスマンの間でも言われていることです。



参考資料

プレジデントオンライン:作業効率化のカギは「忘れるためにメモ」

https://president.jp/articles/-/17234



 そして吐き出したメモは取っておいてあとで内容を別のメモにでもまとめておきましょう。多分A4サイズ1枚に収まりきるほどの内容だと思います。




 なぜこんなことをするかというと「問題の可視化」が出来るからです。

 頭の中にある悩みというのは無限に果てしなく広がっているイメージがありますが、いざ全てを紙に書き出してみるとせいぜいA4サイズ1枚に収まる程度になると思います。

 なぜなら頭の中の容量というのはせいぜいがその程度のサイズだからです。


 それに基本人というのは「同じ悩みを延々と悩み続けている」と言ってもいいくらいなので紙に書いて客観視すればたいていの人は1つの悩みは1~2行程度の「何だこの程度か」と思うサイズには収まると思います。


 実際私もメモ帳を見返してみると同じ事が何回も何回も繰り返し繰り返し書かれていることに気づきました。

 同じところをずーっとグルグル回っているんでしょうね。

 それさえわかれば「頭の中に無限に広がるかのような悩み」が「A4紙1枚程度」に矮小化わいしょうかされるので精神的にはだいぶ楽になると思います。




 他にも頭の中のモヤモヤを口にしたり文字にしたりと、外部に出力するとそれだけである程度は気が晴れたり、浄化作用があったり、自分自身で整理がつくので「チョー有効」です。

 一人で抱え込むとその辺が上手くいかず潰れてしまうことも多々あります。


 そういう意味では「いのちの電話」などの電話相談(というか愚痴吐き)窓口というのはある程度有効で一時的な鎮痛剤としては効果があるのでしょう。

 もちろん最終的には医者にかかって専門的な治療を受けるべきだとも思いますが。


 メモ帳位ならどの家庭にもあるでしょうし、無ければ100円ショップにでも行けば売ってますし、外出が出来ないのならアマゾンでも買えるでしょう。

 費用対効果は非常に高いのでお勧めです。




【次回予告】


生きている。ただそれだけで無限大に迷惑をかけてしまうのに対し、死ねばたった1回だけ死ぬという迷惑をかけるだけで後は一切迷惑をかけずに済む。

となると非常に危険です。


第27話 「無限大 対 1」

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