第27話 チェックシートを使おう 危険度測定基準は「食う寝る性欲」
ネットには便利な事に「うつ病チェックシート」なんていうものがありますが、これは『どんどん利用して』ください。
なぜなら、チェックシートを使う最大の利点は自分の状態を「客観的に」判断できるからです。
うつ等の精神的な病を患うと自分で考え込む「主観的」な判断では「必ず」間違った判断をしてしまいます。
なぜならメンタルを病むと「脳がおかしくなってしまう」ので「おかしくなってしまった脳」がいくら必死に考え込んでも「必ず間違った判断」をしてしまいます。
もう一度言います。メンタルが病むと「脳がおかしくなって」どんなに考えても「必ず間違った判断」を下してしまいます。
なので「おかしくなった脳みそを介さない」客観的に自分を判断できるチェックシートは非常に有効です。
ネットをあさって出てきたものを2~3個やって出た結果を信じましょう。
例えそれが全て「今すぐ病院へ行かなければならないほどの重症」だったとしてもです。
というか「脳がおかしくなると自分で下す判断全てがおかしくなって必ず間違った方向に行く」っていうのは実際に体験したんですが、
それこそ「洗濯機の中にぶち込まれてグルグルかき混ぜられてる状態」だったので、もう自分一人ではどうしようもなくなるんですよね。
そういう状態になると「他人に助けの手を出したら余計悪いことになる。全部自分一人の力で解決しないと終わってしまう! 「死ぬ」よりも恐ろしい「終わる」が待っている!」
あるいは「こんなにも苦しんでいるのに周りは何でこの苦しみが分からないんだ!? だったらもう他人に頼るのは辞めよう!」って思ってしまうんです。
あの時はあと「半歩」でも足を踏み損ねてたら死んでいるか人殺しで刑務所に行ってたはずです。行ってた「だろう」なんていう生易しい言葉は使えません。
貧困に窮する人が救いの手を断るのは「救いの手に触れる事で自分が救われなくてはいけない弱者である事を認識してしまうのが死ぬよりも恐ろしい」あるいは
「救うと見せかけて自分を騙そうとしているのでは?」という邪推が出て来るからであって、当事者からしたら「合理的」な(あくまで当事者からしたら、ですが)判断なんですよ。
さっきも言ったように「間違っている」けどね。
この際ですから、私からも比較的多くの人に当てはまりなおかつ簡単な基準をお出ししましょう。
人間がもつ本能の中でも特に大きい「食」「睡眠」「性」この3つのどれかが欠けてきたら黄信号、2つ以上欠けたら即座に入院レベルの重症だと思ってください。
食欲では「砂を噛んでるみたいに味気がない」を初め、「そもそも食欲が出ない」「歯で噛むのが面倒くさい」
「皿に盛られた食べ物が食べることで無くなってしまうことが虚しい」「もうソイレントで良くね?」等、
食事の際の精神的トラブルが起きるのであれば極めて危険な状態です。
食欲というのはおそらく人間が持つ欲求の中でも最大の大きさである欲求なので、それに問題が出るというのはある意味生命の危機につながると言えます!
……と書くとオーバーな表現かと思われますが、実際そう遠くは無いでしょう。どれだけ少なく見積もっても「緊急事態」だと思っていいでしょう。
実際、テレビをつければ毎日何かしらの食にまつわる特集を組んでますけど、それ位「食」っていうのは人間の基本に根ざしたものなんですよ。
それに「ネガティブ」な感情が混ざるという事は「本能がおかしくなっている」事なので非常に危険です。
睡眠だと「夜眠れない」「夜眠れないのに、昼間猛烈な眠気に誘われる」「いくら寝ても昼間が眠くて眠くてたまらない」といったところです。
人間寝ないと本当にダメになってしまう(体験談として1日寝ないだけで翌日の起きてる間中、心臓に謎の痛みが走るようになります)のでこれも非常に危険です。
性欲だと「オ〇ニーの回数が減る」「性欲がわかない」男性だったら「なかなか勃起しないしすぐ萎える」といったところでしょうか。
これは年を取るとともに徐々に落ちていくものなので40代50代になっても! とまではならなくてもいいでしょうが、(特に男性は)ここ1~2か月で「急に」落ちたとなるとこれも要注意です。
実はこの3つ……食欲、睡眠欲、性欲、はネットに散らばってるうつ病チェック項目の中にも入っているものです。
多くのチェックシートの中から共通して入っている項目を抜き出したものがこの3つの欲求なんですよ。
食事がとれずに体重が落ちてないか、夜眠れているか、性欲が落ちたか、という項目は大抵のチェックシートにもあるものです。
手っ取り早く異常を知るためには「食」「睡眠」「性」この3つが欠けてないかチェックするといいでしょう。
もしもこの3つのどれか、あるいは複数が欠けていたら、即座に心療内科に行きましょう。救命救急医療と同様に「刻一刻を争う」事態だと言っても過言ではないでしょう。
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