概要
わたしの人生とは何だったのか?――実体験を基にした痛々しい半生の記録
80年代後半、とあるカルト宗教を信じる家庭に生まれた「わたし」。
コミュニケーションを苦手とし、他人と社会に怯えながら生きてきた彼は、やがて独自の境地「砂漠」へと行き着く。
実体験を基にした疑似自叙伝です。特に後半部は、ほとんどフィクションです。時代設定も前倒しにしてます。青春時代、わたしの頭にまとわりついて離れなかった「もうひとつの人生」を物語っています。かなり痛々しい内容になっているのでご注意ください。
コミュニケーションを苦手とし、他人と社会に怯えながら生きてきた彼は、やがて独自の境地「砂漠」へと行き着く。
実体験を基にした疑似自叙伝です。特に後半部は、ほとんどフィクションです。時代設定も前倒しにしてます。青春時代、わたしの頭にまとわりついて離れなかった「もうひとつの人生」を物語っています。かなり痛々しい内容になっているのでご注意ください。
賽銭箱
おすすめレビュー
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- ★★ Very Good!!私とは全く違う主人公。でも、彼なりの苦しみがよく描けている
カルト宗教の親に育てられ、学校でうまくコミュニケーションできなかった少年が、やがて孤独を望み、教師を憎み、殺人者に憧れ……
最終的に自分自身も犯罪者になってしまった、という自叙伝。
私は子供のころずっと学校でイジメを受けていましたし、自分は社会に適応できない異常な人間だという実感もあります。世界全体、人類全体への憎しみもあり、それが小説を書く原動力の一つです。
だから、この小説を読めば共感できるんじゃないか、そこには自分の姿が描かれているんじゃないか。
そう思って読みました。
ところが、ぜんぜん私じゃないんですよ。
主人公の思想も感性も、私と全然違って、「なんでそういう考…続きを読む