概要
私は独りぼっちではない。救いを求めるあなたの手を取る事ができる限り。
諸事情により自殺を図ろうとして失敗、覆面パトカーにより謎の施設に収容された"じゅり"こと私。
一体ここはどこなんだ? 病院? 刑務所? バイストン・ウェル? ドラクエ?
っていうか、ひたすらここから出せっての!!
しかし、待望の退院日、私は後ろ髪を引かれる思いであった…。
ちなみにサブタイトル中の「救急精神病棟」(野村進著、講談社文庫) https://amzn.to/2pNajhA 舞台は、実は同じ病院である。退院後読んで非常に感動したことから、オマージュとして。
一体ここはどこなんだ? 病院? 刑務所? バイストン・ウェル? ドラクエ?
っていうか、ひたすらここから出せっての!!
しかし、待望の退院日、私は後ろ髪を引かれる思いであった…。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ここにいる“私”と彼と彼女を描き出す精神科病棟記
自殺に失敗して精神科病棟へ入院することとなった“じゅり”。彼女はそこでさまざまな入院患者と出会い、そして人間模様を垣間見、自らも演じていく。まとめてみるとそんな感じですが、内容的には大仰なところまったくなし。ライトタッチで「病棟の内の人たち」を語るものとなってます。
読んでまず思うのは、「混在してるんだなぁ」でした。ひとりの人が“ごく普通”と“超えたおかしさ”を同時に持ち合わせてるってことです。普通の人の当然を大小の差はあれ超えた人たちがいて、でも医療スタッフさんたちも交えながら日々それぞれに生活してる。それがじゅりさんの目を通して軽妙に書き表わされていくんですよ。
これはまさにレ…続きを読む