第25話:山北リゾートクラブ営業部長の仕事4

 9番ホールは、480ヤード、パー5のまっすぐのホール。オナーは、里村さんで、ドライバーで、良いリズムで打ったが、少し力が入り、左サイドのラフ250ヤードへ飛んだ。


 次、池田が、いつものリズムで、パチンと、ヘッドにあたり、まっすぐ、センターやや左のベストポジションで280ヤードで止まった。


 次、露木さんで、良いあたりで、まっすぐ飛んで、フェアウェイ・センターで270ヤードとナイスショット。最後、山北社長が、力んでしまい、左のOBラインまで、数mの所、210ヤードで止まり、続けて、3番アイアンを持つと、キャディさんが、引っかけてもOBにならない様に、4か5番アイアンの方が無難ですよと助言したので、5番アイアンで良い当たりをして、残り120ヤードまで飛んだ。


 次、里村さんが、3番ウッドを持ったが、4番アイアンに替えて、しっかりヘッドに当て、まっすぐ飛んで、残り70ヤードとなった。


 次、露木さんが、4番アイアンで打つと残り110ヤードとなった。次、池田が3番アイアンでしっかりと当てて、何と、ぎりぎりにグリーンを捕らえてピン手前6mの上りラインに2オン。ロングホールの2オンは、素晴らしいと、大きな拍手がわいた。


 次、山北社長が、9番アイアンで打って、ピン奥3m下りライン、ナイスオン。次に露木さんがピッチングウェッジでパチンとあわせて、ピン手前1mとほぼバーディ確実の位置にナイスオン。


 最後に里村さんがピッチングウェッジで、距離を合わせたが、ピン奥3.5m下りライン、ちょっと強かったと反省しきりだった。


 グリーンから、最初に池田が6m、キャディさんが、登ってるから強めにと、言われ、パチンと強めにあわせると、やばい強いと思ったが、丁度良いくらいで、ストンとカップに吸い込まれ、ナイスイーグルとなった。


 これには、キャディさんも、拍手喝采、メンバーも驚いていた。次に里村さんが、打とうとすると下りが強いから気をつけてね、弱めと言ってパターを当てると右に外れてしまったが、すぐに入れてパーで終了。


 次に山北社長が、里村さんのラインを参考にして、慎重に打つとカップインでバーディー。最後に露木さんが1mを難なく入れてバーディーでこのホールを終えた。


前半を終えて、里村さんが+1、池田が+0,露木さんが+2,山北社長が+3で前半9ホールを終えた。


 歩きながら、9番ロングホールの池田さんのイーグルは見事だと、話題の中心だった。実は、9年ぶりのゴルフなんですと、打ち明けると信じられないと、皆、驚いた。里村さんも露木さんも良いゴルフができて、またイーグルまで見られて、最高だねと喜んでくれた。


 池田は昼食は、軽くうどんを食べ、デザートを取って、時間があるので練習場で、クラブヘッドにボールが当たる感じを再度、確認した。


 午後の10番ホールは、右ドッグレッグ400ヤード、パー4、右に大きく曲がったコースであり、午後のオナーは、池田、打ち出し場所からの方角を確認してから、その方向に向かい平行に打つことを心がけ、リズムを大切に、素振りをして、ティーアップして身体の方向を確認して打つと、まっすぐ思ったとおりに、曲がらずに飛んでいき残り120ヤードで、フェアウェイ・センターやや右に止まった。


 次に露木さんが方向を確認してフックが出ない様に手を伸ばすスウィングを心がけて、大きな弧を描いて、ヘッド上手くあたり、距離が出て、残り100ヤード、フェアウェイ・センターへ飛んだ。


 次に山北社長が、手を伸ばして振る様にと、キャディさんのアドバイスを聞いて、打つと良いあたりで、残り130ヤード、フェアウェイセンターに落ちた。


次に里村さんが、露木さんのスウィングを参考に、大きな弧を描く様に打つと、すごい勢いの球が、飛んで行き、残り90ヤード、キャディさんが300ヤード越えの飛距離に驚いていた。

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