第13話:小説の勉強会を開始

 池田松男、学生時代に中央大学で小説のサークルに参加して、一時、小説家を

めざし、幸恵も、高校時代は文学少女であり、多くの本を読んだ。そこで、飯能の地区センターで小説サークルを作り、宣伝ポスターを地区センターに貼り募集をかける、同時にインターネットにホームページを作り、西武池袋線沿いの人達にも参加を呼びかけると、8人の人達が応募してきた。


 2009年9月16日(日曜)に初の会合を開いたところ、池田松男、池田幸恵、

田島華子、横山輝彦、石井好恵、犬山晴彦、稲田幸夫、安川晴美の8人が参加し

た。池田松男が、今後、400字詰め原稿用紙、20-100枚、程度の小説を書いて、読み合って批評と問題点、訂正方法を考えようと話すと賛成してもらえた。今回、参加者総数は8人で自分の書いた小説を持参した人が3人いて、それを、近くの市役所で1枚5円で、急いで、奥さんの幸恵さんにコピーをお願いした。かかった費用は各自の負担としてもらうようにして次回から自分の小説を7部コピーして持参する様にお願いした。そして各人からの要望を1人ずつに聞くと、カルチャースクールに行って勉強したが、あまり参考にならないとか、通信教育を受けたが参考にならない、シナリオスクールに高い金を払って通ったが、上手くいかなかったとか、ほとんどの方が納得いく所がなかったようだ。


 そんな話をしていると幸恵さんがコピーをもって戻ってきた。そして池田松男

が、「月に1回の会合にして月謝を月2千円としてやっていきたい」と言った。そして、「自分の書いた小説を池田松男、宛に郵便で送るかインターネットのメールで送る様にして下さい」と、お願いした。「月謝は、後払いで翌週からいただきます」と言うと、了解してもらい、「今回のコピー代金も出しておきます」と言った。何曜日が一番、都合が良いか聞くと、「土曜か日曜が良い」という人が、半分以上いたので、「土曜か日曜の午後4-6時としましょう」と言い、「会場を予約でき次第、メールで、お知らせします」と言った。


 まだ終了まで1時間があるので1番、短い小説の田島華子さんの小説20ペー

ジを30分で黙読して感想や、良い点、悪い点、訂正したら良いと思う所などを話し合おうと言うことになり、30分後、読んだ感想、意見はありませんかというと、特に、誰も、言わないので、池田松男が、「良い点は、起承転結ができていて、わかりやすい点が良い」、「訂正すべき点は、文章にくせが強く、読みにくい点」、「具体的には、です、ます、調と、だ、だった。が混在している点」、また、「総じて、・・・したが、多すぎ、文章が稚拙にみえる」。まず、最初に「です、ます、調から、統一すること」。「・・・したに、統一した後、・・・した。を減らすためには、うまく、接続後をつかって、2つ、3つの文章をつなげて、・・・た。を減らすべきだろう」と指摘した。


 すると、田島華子さんが、言われた事をきちんとノートに書いて非常に参考になりましたと、言ってくれた。他に、意見はと聞くと横山輝彦さんが的確な、ご指摘でわかりやすかったと言い、次回は、是非、私の小説も見て欲しいというので、コピーした残りの2つの小説は次回までに、みんなで読んできて指摘し合いましょうと言って、丁度時間となった。家に帰る途中で、幸恵が、「小説ってあまり、興味を持ってる人がいないのかな」と思っていたが、「意外に多いんですね」と言った。最後に、松男さんの説明、「上手だったよ」とも言ってくれた。

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