第35話:2014年ラスベガス

 2014年の秋、ラスベガスに、新しくできたウイン・ラスベガスホテルの宿泊料が安くなる四日間を予約した。ちなみに、ラスベガスのホテルの料金は安い時には、高いシーズンの半額以下の料金で宿泊できる。そして、今回は、成田から仁川経由でラスベガス直行便という航空券を手配した。


 このルートで飛んでみるとラスベガス空港での入国手続きがスムーズで、簡単。また、ラスベガスに、夕方四時に着くので、すぐにホテル入って休めるので、一番良い方法に思えた。ラスベガスに、着くとタクシーでウインホテルにチェックインをした。


 場所は、ベネチアンの、すぐ北側でファンションショーモールと言う、メーシーズなどがある大型ショッピンモールも、すぐ近くにあり、非常に便利。ホテルのすぐ近くに、ウインホテルのゴルフ場も完備していて、素晴らしい設備。部屋に入ると、真っ白なガウンが、置いてあり、着替えて過ごすした。お風呂も、ぴかぴかの新品で巨大なバスタブが日本人にはうれしい。広さもノーマルツインで、42m2と十分な大きさ。


 更に、北側に、何も遮るものがなく、砂漠が見え、朝起きると、砂漠に昇る太陽を見ながら、何か得体の知れないパワーをもらえる感じで、元気になる気がして感動した。池田松男が、ラスベガスを気に入ったのは、気のパワーをもらえる気がして、元気が出る。そんな単純な動機でラスベガスに来るようになった。


 ウインホテルでは、朝早く、散歩に、出かけると、ふかふかの絨毯を、毎日、早朝、少しずつ、掃除している。ラスベガスでも指折りの豪華ホテルで、その絨毯のふかふか具合が、靴を通してわかるほどだ。金かかってるのが、良くわかるデラックスホテル。それに、このホテルの地下に、シルクドソレイユのショー会場の大きなプールがあり宿泊者が優先的にチケットを買える。


 もちろん、そのショーを見たのは、いうまでもありません。またウインから世界的な大きな展示会が行われる、コンベンションセンターへは、無料バスが、出ていた。また、ラスベガスを移動するには、モノレールが非常に便利であり、5日券を買うと、5日間通しで使えるという優れものだ。


 その他、今回の旅行で、勉強になったのは、シーザースパレスで、日本人の人に聞いた話だが、カジノで、日本円を米ドルに替えたり、メジャー通貨に両換えする手数料が、非常に安く、一回の限度額が、1万ドル、又は百万円までと、上限が決まっているが、日本の有名人も大金を両替してギャンブルにつぎ込んでいる様だと教えてくれた。


 また昔、シティバンクの口座を持ってれば、為替が大きく変動してる時など、日本円から、多額の米ドル、カナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドルに両替したり、ユーロ、ポンド、円に交換する長期滞在の日本人もいると聞く。つまり両替した外貨をシティバンク・ゴールドメンバーであれば、全て外貨口座に入金できる。一般の日本人には、思いもつかない事だが、富裕層が、いろんなテクニックを使って、遊んでいる事がわかった。


 その他、ここでは書けない様な、違法すれすれ、または、違法かも知れない、いろんな情報ももらった。ちなみに、話を聞かせてくれた彼は、富裕層の放蕩息子で日本で面白くない事があると、ラスベガスに来て、長期滞在し、ギャンブルしたり、女の子と遊んだり、秘密俱楽部に行ったりして、楽しんでると言った。


 彼が、「金さえあれば、何でもできるのが、アメリカなんだよ」と言ったが、「リスクも、一緒に、ついてくるから、それをどう判断するかは、個人の自由だけどね」と笑って話してくれた。「彼は、人生は一回きり、だからリスクをとってもリターンを求めるんだ」と言っていたが、「池田松男には、勉強にはなったが、絶対にできない」と再確認した。

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