第37話:2015年ディズニーワールド2

 少し疲れたので、一休みして、軽食をとって、七人のこびとのマイントレインというファミリーコースターに乗って『白雪姫』に登場したダイヤモンド鉱山を駆け抜け、陽気な「ハイ・ホー」の口笛にのって、ファンタジーランドを駆け抜ける。

 

 映画『白雪姫』の様に陽気に騒ぎながら石の橋を渡ると、こびと達の家や映画に登場するこびと達と白雪姫に、出会える森が見えて、森を抜けてランプと地図を手に取り、トロッコにしっかり掴まれば、揺れや回転、ひねりが楽しめるトレインライドで「百万のダイヤモンド輝く」鉱山へ出発、上下に移動する巨大なリフトや急カーブの河岸、トロッコを傾けて疾走するヘアピンカーブなど刺激的なトロッコの旅を満喫した。


 最後にアンダー・ザ・シー・ジャーニー・オブ・ リトル・マーメイドという、地下の洞窟を通ってエリック王子の城に入り、色とりどりの貝殻型ライドに、乗って海の世界へ出発、海の底では自分の足で踊ることを夢見るアリエル、列を組んで踊るフランダー達。


 悪事を企む邪悪な、海の魔女アースラ、禁断の恋に、落ちながらも、幸せをつかむ王子との感動的なシーンなど、女性に受ける感じのアトラクションだった。その後、指定の場所で待つと大型バンが向けに来て、ホテルへ18時に送り届けてもらい終了、幸恵さんが「アメリカ人のセンスって、私には、いまいちって所かな」と笑った。


 3日目はディズニー・ハリウッド・スタジオで、美女と野獣:ライブ・オン・ステージ、豪華なブロードウェイ・スタイルのミュージカルで、人間に戻るために、愛を探し求める野獣・王子の物語。


野獣・王子役のロビー・ベンソン、ポット夫人役のアンジェラ・ランズベリー、ルミエール役のジェリー・オーバックといった映画と同じキャストが、声優として出演する、このアトラクションは、ここでしか見ることができない、上質のミュージカルだった。アメリカのミュージカルは、さすがに、本場だけあって素晴らしい。


 少し疲れたので、喫茶店に入り、珈琲とケーキのセットを頼んでゆっくりと食べ、一休みした。次にインディ・ジョーンズ・スタント・ スペクタキュラー、廃墟となった寺院を背景にしたステージにインディ・ジョーンズが登場し、ノンストップ・アクションショーの始まる。


黄金の神像を追い求めるインディ・ジョーンズと仲間のマリオンは、弾丸が飛び交い、車両が炎上する中、悪党との格闘や高い建物からのジャンプして危機一髪のところで脱出する。その他、数々の危機を乗り越えていき、観客の興奮が最高潮となる爆発シーンでショーは、フィナーレとなり、このショーは、池田松男が一番気に入った様だ。


 今日の最後は、ファンタズミック!ヒーロー、プリンセス、ヴィランズなどディズニーの人気キャラクター達。しかしディズニーヴィランズ達が一堂に会すると、ミッキーの夢は、たちまち悪夢に変わってしまった。


 この悪夢を打ち砕くことができるのは、ミッキーとイマジネーションの力だけ、花火やレーザー光線、大量の水、ディズニーの名曲を歌う50名のパフォーマー、水の壁に投影される。


 名作アニメが一体となって作り出される「ファンタズミック!」は、様々なサプライズが満載で、非常に面白いスペクタクルショーだと幸恵は終始、笑顔だった。


 その後、集合時間に大型バンが来て、道路をすっ飛ばして、18時にホテルへ送ってくれた。 今晩は、少し高級なディナーとしゃれ込んで、レストランへ、「今日のミュージカル、歌、ショーが、一番ディズニーらしくて、良かった」と池田松男と幸恵さんが、口を揃えて言った位、感激したようだ。


 そして、遂に最終日の4日目を迎えた、今日は特別に、夜20時に、集合場所に迎えに来ると、聞かされた。

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