概要
漂う先に何があるか、それを考えても仕方ない
散歩先でうたた寝をしていた主人公はふと気がつくと見知らぬ場所に立っていた。だが主人公は特段焦る事もなく、興奮するでもなく見知らぬ土道を歩き始め、そして歩いた先で大事な出合いをする。
漂いの始まりはそこから、それから。
漂いの始まりはそこから、それから。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!貴女とともに穏やかな日々を。忍び寄る悪夢に、その心を奪わせはしない。
気づいたら見知らぬ場所にいた。そんな衝撃的な状況にも焦ることなく、のんびり歩き出す物書き青年がこの物語の主人公です。
その先で目にした衝撃的光景と、出逢ったひとりの綺麗な少女。それが、彼のこれからを方向付けていくことになります。
穏やかに、日記のように綴られてゆく異世界の日々。
悪夢に怯えながらも彼を信頼する彼女に寄り添ううちに、少女の存在はとても大切なものになってゆくのですが、不意に危機が訪れて——。
不穏の影がちらつくこともありますが、基本的には緩やかに穏やかに日々が過ぎてゆく物語です。こちら側とは違う世界を、こちら側の言葉で表現する主人公は、さながらルポライターのよう。
彼女に関わ…続きを読む