3話 間違った力 Cパート
右手に何かを
すれ違う人たちが
「ただいま」
ベッドに
「ダメだ。何も思いつかない」
「どうしたの? 何かあった?」
心配そうな声を出したのは、
「なんでも話していい。
そして、学校でフワを
「なにが、悪かったんだろ」
「それは
トウゴの声は
「うん。たしかに」
「ギアロードをバカにされたら、
「好きだからだ」
「それもある。でも、
言われて初めて、ジュンヤは
「オレが、
とたんに、いてもたってもいられなくなった。
少年は、心から
「
「それでこそ、ヒーローの子だ」
さわやかに言い切った夫を見て、ハルカが呆れている。
「
「いやいや、昔はスーツ――」
その
フワの家は、ジュンヤの家よりも大きい。
押すと
庭の向こうで、
「なに?
「ごめん! オレが悪かった。あれは、
きょとんとした顔のフワに、ジュンヤは
それを、
少女の
「こんな所で、立ち話か?」
二人に話しかけたのは、
「早かったね。おにいちゃん。おかえり」
「ただいま。何かあったのか?」
「なんでもないよ」
「オレが、ダメだったんだ。だから、
「もう。
目を細めたフワが、
少年から、さきほどよりは分かりやすい
「話してくれてありがとう。ジュンヤ」
アキラがひざを曲げた。頭の高さがジュンヤと同じになるまで
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