概要
俺と心中でもするつもりかよ? ――それも悪くない。
陰鬱なヲタクと詰られる主人公・相楽紅葉は、感覚と閃きで謎を解くパズル作家。
親友の箱田兄妹。その養母、永遠子。
十三年前の箱田九十九殺害の謎を追いながら、
友情と恋と謎がパズルのピースの様に物語を紡ぎます――。
最後に解き明かされる密事。
「愛? あってたまるか、そんなもの」
白薔薇の下には秘密が埋まっているのです。
親友の箱田兄妹。その養母、永遠子。
十三年前の箱田九十九殺害の謎を追いながら、
友情と恋と謎がパズルのピースの様に物語を紡ぎます――。
最後に解き明かされる密事。
「愛? あってたまるか、そんなもの」
白薔薇の下には秘密が埋まっているのです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!謎解きはパズルのように――
女性が連続して自殺する事案が多くなっている。その奇怪な事案の裏で糸を引いている存在は、実は過去の事件とかかわりがあるようで――という、パズル作家の主人公と、過去の事件の被害者の子供である三兄妹が主軸とする物語です。
犯人捜し物としてもとても秀逸で、出てくる人物がとにかく怪しい。怪しくない人物なんか一人もいませんでした。彼らが紡いでいく言葉なんか何一つ信用できない。
それもそのはず。
登場人物は少なからず秘密を抱いているからです。
文体も非常に読みやすく、更には目くるめく中盤の展開にはページをめくる手を止められませんでした。
そして何より驚いたのが、主軸となる事件が終わった後が非常…続きを読む