まだ全部読んでません。
全部読んでないやつがこの作品を語るな?
もちろんご尤も。
でもねレビューしたくなる魔力がこの作品には有るんですよね。
私には到底考えられないファッショナブルにして凝ったネーミング。
本当に「徐々」に明らかになっていく状況。
その徐々に具合が絶妙で、ついつい時間を忘れて読んでしまう。
これは罠ですね。もしくは時間泥棒の仕業です。
文章も無味乾燥というほど淡々としているわけじゃないけれど
情感豊かにというほど粘着質でもないさらりと読んでいける
適度な感じなので、さらにさらに作品世界にはまり込むわけです。
スルスル読めて、どんどん状況が明らかになっていくわけで、何処で止めればいいの?
となること請け合い。
本当に凄いなって思いました。
あとこれは完全に私の趣味なんですけども、章ごとのタイトルの付け方良いですね。
起承転結じゃないけど、章タイトルであぁこういう話が来るのかなって
おらすっげぇワクワクすっぞ!ってなっちゃうわけです。
ということでアナタも私と一緒に香沼にハマりましょう。
Come on join us!!
※49話まで拝読
紡がれる若き男女の輝かしい青春時代。
アンバランスさが彼ら彼女らのバランスであったし、それこそが彼らの全て。
複雑に絡み合う想い。その一つ一つへ意味を求め手繰り寄せ自分の気持ちを確かめてゆく。そして手繰り寄せられるものは純粋な青春の欠片だけではなかった。
それは極々自然と巧みに潜み隠れ紛れこむ異物。
果たしてソレは彼ら彼女らをどこへ連れてゆくのか。
作品冒頭で鮮烈に提示される光景への答え合わせをするよう主人公達の恋愛模様が、ごく自然と紡がれていきます。しかし、その端々に潜む冒頭の破片が、甘美な恋愛模様にホラーのアクセントを与えてくれます。
そして次第に歪んでゆく。
一体アレはなんだったのだろう?
誰がアレなのだろう?
あの言葉の意味は?
そんな風に自然と考えながら読み進められる本作。
今後の展開が楽しみです!
そうそう。
やっぱり歌がうまくて声の良い男はモテるのです。
羨ましい(笑
ひとまず3話まで 読了。
大学生の馨の視点で紡がれるストーリー。
読者は 馨として物語世界を追体験します。
深く愛し合っていたハズなのに 突如 姿を消した恋人。
その頃から 自室に棲み着いた〈得体の知れないモノ〉。
それは 匂いや音まで 伴うリアルな〈実在〉。
そして 女性的なイメージ持つ〈ナニか〉。
読者は 馨とシンクロしながら 言い様の無い恐怖を感じるのです。
······ですが それと共に ある1つの疑念が湧いてきます。
〈得体の知れないナニか〉と〈消えた彼女〉には 関連があるのでは?
そして その事について馨は 何か知っているのでは?
作者様の緻密な構成と よく練られた文体が 恐怖と謎へと誘います。
引き続き追いかけたいです。