概要
職業・仙人。人の味方……というばかりでもない。
世界の『たが』が外れて、伝説の中だけと思われていた神秘の存在が明るみに出た現代。
日本では妖魔と呼ばれる神秘の生物があふれ出したことによって、東京が首都としての機能を失い、遷都を余儀なくされていた。
旧都東京府とそれを取り巻く旧首都圏。人と妖魔が入り乱れる魔都で起きる様々な事件。
現代に生きる仙人の一人でもある、大学生の椚(クヌギ)。
古く強い妖魔のひとりである、ミタチ。
強かに生きる人々と妖魔の、暴力的で刺激的な毎日。
現代伝奇バトルファンタジー、開幕。
日本では妖魔と呼ばれる神秘の生物があふれ出したことによって、東京が首都としての機能を失い、遷都を余儀なくされていた。
旧都東京府とそれを取り巻く旧首都圏。人と妖魔が入り乱れる魔都で起きる様々な事件。
現代に生きる仙人の一人でもある、大学生の椚(クヌギ)。
古く強い妖魔のひとりである、ミタチ。
強かに生きる人々と妖魔の、暴力的で刺激的な毎日。
現代伝奇バトルファンタジー、開幕。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これぞまさに、現代の伝奇アクション!
作者の前作「人虎探偵 相賀赫真」は人に交じってワータイガーの暮らす世界を舞台とした探偵ハードボイルド小説でしたが、今作はよりハードに、そしてよりスリリングな世界観の伝奇サスペンスに仕上がっています。
もうね、「鬼」と人間とが暮らす東京の暗部を舞台に、「闘仙」が鬼と人との狭間で活躍する――これだけでだいぶたまらない上に、作者の確かな筆致がそれを実に魅力的に、そして臨場感たっぷりに描き出します。
北区=鬼多区とか、新宿と書いてフルヤド、鬼と人間とがもっとも多く接する無法地帯とか、そうした言葉遊びにもニヤリとさせられるし、なにより見せ場のかっこよさ! ケレン味にあふれる設定と台詞とあいまって…続きを読む - ★★★ Excellent!!!瀛州(にほん)の仙人、上古の斬妖。鬼神も三舎を避けるがよい!
「中華ファンタジー読みてぇ! というか仙人とか道教ファンタジー読みてえ!」という時に、仙人タグに引き寄せられて手にとった本作。
神秘が復活し、様変わりした魔都東京を舞台にした現代伝奇で、そこにおわすは倭(やまと)仙術を使う闘仙クヌギ。探していた道教世界の神仙ではないけれど、伝奇バトルを描き出す筆致には確かな実力が! こいつはおもしれえ!
わりと貪欲に並べられた種々のヒロインと、それにも負けぬ独特の味わいがある男衆。プロローグから登場するミタチさんがメインヒロインと言っていいのでしょうが、自分はマジモンの聖人・碧川先生も推したいですね。ほら、聖人ってエロいじゃないですか(冒涜的発言)。
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