瀛州(にほん)の仙人、上古の斬妖。鬼神も三舎を避けるがよい!

「中華ファンタジー読みてぇ! というか仙人とか道教ファンタジー読みてえ!」という時に、仙人タグに引き寄せられて手にとった本作。
 神秘が復活し、様変わりした魔都東京を舞台にした現代伝奇で、そこにおわすは倭(やまと)仙術を使う闘仙クヌギ。探していた道教世界の神仙ではないけれど、伝奇バトルを描き出す筆致には確かな実力が! こいつはおもしれえ!

 わりと貪欲に並べられた種々のヒロインと、それにも負けぬ独特の味わいがある男衆。プロローグから登場するミタチさんがメインヒロインと言っていいのでしょうが、自分はマジモンの聖人・碧川先生も推したいですね。ほら、聖人ってエロいじゃないですか(冒涜的発言)。
 でも一番可愛いのはミタチだと思います。変なの食べたらぺっしようね!

その他のおすすめレビュー

雨藤フラシさんの他のおすすめレビュー1,352