概要
ミステリー好きの同級生に声をかけることさえできなかった15歳の魂に
桜の花咲く季節を迎え、無事に県立北高校に進学を果たしたのは慶賀に堪えないと言えなくもない。だが爽やかなはずのこの時期に、俺は友人の頼みでミステリー研究会への入会を余儀なくされたわけだ。やれやれ。ところがその矢先に妙なクラスメートが毎日髪型を変えてきたかと思えばそいつが入部しようとした軽音楽部の面々に突如拒絶されてミス研に押しかけてきたり。かと思えば今度は転校生が持ち込んだ謎を解かなきゃならんことにも。まったく、わけのわからないことってのは小説の中だけで充分なんだがね……ミステリー好きをこじらせた涼宮ハルヒシリーズファンが描くパスティーシュ、堂々開幕!
※連作短編なので、章単位でお読みいただける内容となっています。
※連作短編なので、章単位でお読みいただける内容となっています。
実のところ俺はねぇ、ギフトってのがこわくって、見ただけで震えだすんだよ。