概要
なにより許せないのは、自分の物語に責任を持てないことよ。
※本稿は色々とっ散らかってるβ版です。完全版(仮)は11月9日に電撃文庫より刊行されます。されました。
人間の脳を用いて夢を小説にする装置〈繭〉。その被験者(サブジェクト)として実験に参加した見本(みもと)ケイは、〈繭〉によって書かれた「ぼくの妹は息をしている(仮)」という名の物語を受け取り、ひとりの作者として日常の中へ没入していく。
だがその日常こそ、〈繭〉が物語を紡ぐために用意された舞台にほかならなかった。自分の書いた小説の中から出られなくなっていることに気づいたケイは、自分が作者ではなく「主人公」であることを知り、小説の世界から外に出るために画策するが、そこに自分の書いた妹たちが立ち塞がり……。
人間の脳を用いて夢を小説にする装置〈繭〉。その被験者(サブジェクト)として実験に参加した見本(みもと)ケイは、〈繭〉によって書かれた「ぼくの妹は息をしている(仮)」という名の物語を受け取り、ひとりの作者として日常の中へ没入していく。
だがその日常こそ、〈繭〉が物語を紡ぐために用意された舞台にほかならなかった。自分の書いた小説の中から出られなくなっていることに気づいたケイは、自分が作者ではなく「主人公」であることを知り、小説の世界から外に出るために画策するが、そこに自分の書いた妹たちが立ち塞がり……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この作品は究極の妹萌え小説であり、重厚なメタフィクションSFです。
「うわーこの主人公、大変なヘンタイだ! 握手して!」という第一印象で始まった作品ではありましたが、いつの間にやら登場人物たちの軽妙な言い回しと不思議な世界観に没入し、あっという間に読了してしまいました。軽い展開もあればシリアス展開もありで、読んでいて脳味噌が(良い意味で)忙しかったです。(個人的にはクラ●アン辺りがなんかツボでした)
ネタバレになるので多く語れないのが残念ではありますが、Xmasの「あの紐はミ(以下略)」の文あたりからYearningまでの流れで、泣いてしまいました。
作品タイトルの意味が分かったとき、そして“彼ら”が“何者”か知ったとき、たぶんあなたも新たな一歩を踏み出…続きを読む