「うわーこの主人公、大変なヘンタイだ! 握手して!」という第一印象で始まった作品ではありましたが、いつの間にやら登場人物たちの軽妙な言い回しと不思議な世界観に没入し、あっという間に読了してしまいました。軽い展開もあればシリアス展開もありで、読んでいて脳味噌が(良い意味で)忙しかったです。(個人的にはクラ●アン辺りがなんかツボでした)
ネタバレになるので多く語れないのが残念ではありますが、Xmasの「あの紐はミ(以下略)」の文あたりからYearningまでの流れで、泣いてしまいました。
作品タイトルの意味が分かったとき、そして“彼ら”が“何者”か知ったとき、たぶんあなたも新たな一歩を踏み出せるはず。
“何か”を紡いで生きているすべての人に読んでほしい作品です。