概要
夭折の貴公子・藤原義孝が「君がため」と詠った恋とは
平安中期、顔にも才能にも恵まれ、出自もよろしくエリート街道まっしぐら、まさに白馬ならぬ牛車に乗った王子さまのような青年がいた……。
『源氏物語』の薫にも影響を与えたと見られ、百人一首でも「君がため惜しからざりし命さへ ながくもがなと思ひけるかな」で知られている藤原義孝の、秘めた恋の物語です。
【主な参考文献】
「藤原義孝と修理大夫惟正 : 『義孝集』読解考」(http://ci.nii.ac.jp/naid/120000878405)
「藤原義孝集注釈」(一)~(四)(http://ci.nii.ac.jp/naid/120002225858)
※同人誌として発行したもののWeb再録です。再録に当たり加筆修正しています。
『源氏物語』の薫にも影響を与えたと見られ、百人一首でも「君がため惜しからざりし命さへ ながくもがなと思ひけるかな」で知られている藤原義孝の、秘めた恋の物語です。
【主な参考文献】
「藤原義孝と修理大夫惟正 : 『義孝集』読解考」(http://ci.nii.ac.jp/naid/120000878405)
「藤原義孝集注釈」(一)~(四)(http://ci.nii.ac.jp/naid/120002225858)
※同人誌として発行したもののWeb再録です。再録に当たり加筆修正しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!筒井筒の恋はしかしゆるされることなく……
現在の最新話・三章(4)までの内容でレビューを書かせていただきます。
平安時代のある貴公子と幼馴染みだった女性との切ない恋模様を描いた物語です。
藤原義孝は誰もが認める好青年で、美しく、和歌がうまく、多くのひとに愛されています。でも彼が欲しいのは幼い頃結婚の約束をしたある少女だけ。彼女との恋を守るためあれこれ画策しますが……。
これが現代日本だったらとっくに実ってハッピーエンドを迎えているであろう恋。
当時の貴族社会が二人をゆるしません。
二人ともあんなに互いに恋い焦がれて時を待ったというのに……。二人はすれ違うばかりです。
二人の心情がとても丁寧に描写されているので、感情…続きを読む