~ごあいさつ~
あとがき
はじめに。カクヨムというサイトがオープンすると聞き及んで、WEB掲載というものがどんなものかすら知らず我武者羅に書き上げた「人間兵器のグロワール」
何だかんだ17万文字近くいってしまったこの攻防劇を最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。
カクヨムオープン当初一気に公開し、一話一万字な上に空行なしというWEBで読むには読みにくい形で仕上げていたこの作品は、一年ほどほぼ見向きもされず「失敗作だったかもしれない」と思い詰めたほどのお話でした。
今考えればそんなとっつきにくい話、簡単に読んでもらえるわけなかったなぁというのと。それでもその後、他の作品から興味を持って読んでくれた人が出て来て随分救われました。
一度世に出したものに手を入れるのは、それまでに読んでくれた人との差が出てしまうし、粗は受け入れて次作品で活かそうという意識で基本的にしない派だったのですが、今回こうしてWEB向きな形に改稿させて頂きました。
これもだいぶ読みにくいにも関わらず読んでくださった方々や、応援&レビューを書いてくださった皆様のおかげです。
もう少し、せめて読み易い形にというのと。でも頂いたコメントは消したくないという想いで、少々更新通知が変になってしまいましたが。どうにか最後まで改稿することができました。
というわけで遅くなりましたが、はじめまして今作「人間兵器のグロワール」を描かせて頂きました
この作品は「流行りのものを描いたら?」という友人の提案に対して「ならば描きたいものを詰め込んで、好き勝手に描き切ってからだ!」という謎の対抗心に端を発したものでした。
怪物は一般人にとって脅威だからこそ「怪物」とされるはず。よくあるRPGの雑魚キャラのような住民にとって身近な脅威を描きたかった。
なのでこの作品では上位モンスターのような存在は出て来ず、一般的なモンスターが脅威とされる所以。群れて牙を剥いたらどうなるか真っ向から描こうとしております。
そして個人的に知将というものに挑戦してみたかった&両陣営が本気で鎬を削り合う様を描きたいという願望を加えて、最初に頭に浮かんだのが敵将グランの姿でした。
忌避感なく雑多に交配し、遠慮なく動物的に動きそうな雑魚モンスターとして白羽の矢が立ったゴブリン。気持ち的には動物ドキュメンタリーのように、残酷だとしてもそういう生態だというのを真正面から描きたくて。
下読みしてもらった友人を「ゴブリン怖い」「最初のシーンがもうきつい」とげっそりさせてしまいましたが!!
その分リアルに仕上がっていると思いたい。のですが、今回改稿で読み返して冷静に。被害に合うシーンだとか、最後の適地浸入方法だとか。色々とこう、受けは悪いよね!? な要素がたっぷりですねぇこれは酷い。
まぁ総じて過去作品は作者にとって黒歴史があるのは間違いない。いえ、もちろん自信を持って「代表作」と言える作品ではありますが、同時に今だからこそ気付く部分もあるので。
泥臭い戦いを描きたかったから間違ってはいないのですが、要素を見て「楽しそうか」とか考えると違うよなぁと。
最近他の方の作品を読んでいて「いってみたくなる楽しそうな世界」が多くて。自分の作品を振り返ると「行ってみたい世界ではないな間違いなく」と思ってしまうほど戦乱。ゴブリンこわい。
なので次回作は是非いってみたい楽しい世界を描きたいなぁとかとか。
と、長くなってしまいましたが「人間兵器のグロワール」のお話はこのあたりで締めようと思います。皆さんがこの作品に触れることで楽しい時間を過ごせていたのなら幸いです。
それでは、またの機会がありましたら宜しくしてくれると嬉しいです。ではでは。
人間兵器のグロワール 草詩 @sousinagi
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