土御門 響

あっさりしているのに、事態は深刻。
ほんわか、あっけらかんと終わる独特な描写が素敵です。

幼馴染の言葉にせずとも分かり合える関係性っていいですよね！

死んでしまえば何もかも考えることなく終わる。 けれど、生きるというのは何をするにも頑張って、気を使って、精一杯やっていかなければならない。 そんな世界に対する、これは本音なのかもし…続きを読む

綺麗で穏やかで、でも病を得ていた姉。
そんな姉が、心のうちで何を思っていたか。
幼さゆえに上手く理解出来なかった。
姉の中にあった重い感情を。

読み手次第でどのようにも読めます。
そこを考えるのが楽しくていいですね。

一目惚れから恋が始まる。
そして……

一回目は何となく理解しかけて。
二回目で完全理解しました。
本当に「あっ」て感じです。
腑に落ちたときの心地良さがいいですね。

短いながらも、綺麗にまとまったお話だと思います。
決して受け入れられないと分かっていても、その言葉を伝え続ける。何度でも、何年でも。彼は想いを告げ続ける。

自分と彼女は真実愛し合っているのだと信じていたのに、そんな彼女が実はどういう人間なのかを知ってしまった時の絶望。そして、それを知ってもなお、関係を続けてしまう一種の諦め、中途半端さ…続きを読む

目を背けがちな現実にスポットを当てていて、とても切なくなりますが、とても為になるお話です。

私は腐女子ではありませんが、あっこの気持ちわかるぞと思う点もあるし、そんなんもありかマジかと思う点もある。 腐女子を「こういう感じでしょ」と、簡単に括っちゃいけません。その世界はデ…続きを読む

先生、落ち着きましょう。
中学生男子脳は、そんな単純に下ネタと直結してないかもしれませんよ？

もはや学問の域ですよ。知的好奇心が刺激されました。 そして、意外な事に気軽に読み始められる。 表現や内容など、難しいどころか読みやすい印象があるので 「ちょっと興味あるけど、こうい…続きを読む

近づきたくても近づけない。
傍にいたくても勇気が出ない。
だから、せめて手を伸ばす。
とても共感できる素敵な作品。

神様の短編集と聞いて、堅いものを想像しましたが、とてもユニークで面白かったです。

青春らしい甘酸っぱさを期待すると衝撃が襲ってきますよ。
この作品において、甘い理想は打ち砕かれます。

それぞれの可愛さを楽しみつつ、今度はこういう感じの娘を書いてみたいなぁと思いました。

みんなといっしょにそらをとびたいおんなのこ。
スキップはまだうまくないけれど、きっとできるよ。
さぁ、とんでいけ！

人として、というより高校生としての自殺との向き合い方のように感じました。
自殺を考えていても、思考はどこか幼さの残る高校生。
リアルです。

思い込みは時に驚きを齎す。
あっ……
って、絶対なりますよ。

就活が上手くいかない主人公。
自信喪失に沁み渡る励ましの言葉。
元気が出ます。

さて今日こそ、あのにゃんこを攻略するにゃ！
と言いつつ、オチはにゃんともドラマチック。

異世界転生してチート勇者として名を馳せる。
そんな鉄板に至極尤もな正論を叩きつけた社畜男性のお話。
お仕事、大変でしたね。お疲れ様でした。

不倫という関係は不純さを連想させる、というより、不純そのものだと思うものです。 しかし、この始末書からは不倫という関係性を築いた事実以上に、純粋に一人の女性を愛した過程が記されてい…続きを読む

毒に対して抗体ができるように、恋に対しても抵抗が生まれる。 どんなに本能が求めても、精神が過去を重ねて拒む。 アナフィラキシーショックと同様に。 傷ついた経験を引き摺っていく。 真…続きを読む

子供の無邪気さの延長線。
大人になっても終わらない行為。
進むことも退くこともせず、彼は彼女に口付ける。
彼女の何か言いたげな眼差しを、彼が受け止める日はくるのか。

もどかしい関係に甘え、一歩を踏み出せずにいた二人は、また歩み始める。
ごはんですよじゃなくて、明太子がいいんだよ。

高校時代を思い返しながら母校を撮って歩く主人公。 あの頃に憧れていた君は、今はなにをしているのだろう？ 記憶の中の彼女は背を向けて、振り返ることも、問いに答えることもない。 懐かし…続きを読む

普通に幸せな夫婦。 仕事と人付き合いに疲れた夫へ夜食とお酒を出してあげる妻。 ごくごく普通の、仲良しな夫婦。 けれど、最後の一文で…… 一度目の印象と二度目の印象。 全然違いますよ…続きを読む

私も某アニメでエントロピーという言葉を初めて聞きました。 エントロピーという概念は何となく知って、何となくそんなものなんだなと思っていたところに、ここまで深くエントロピーについて書…続きを読む

うさぎのリズム感と青春の甘酸っぱさが胸にきゅーんときます！
もうそろそろ卒業シーズン到来しますしね！
RAYさんの詩的小説、ほんとに素敵な作品ばっかりです！

キャラクターの一人一人が個性的で他のエピソードも是非に読んでみたいです。

窓辺に置かれたサボテンが長いこと戻らない主を想う切ない日々。 家主不在で放置された室内の描写や月との対話から、サボテンの心が伝わってくる。 大切な人を待っているときに読むと、ジーン…続きを読む

深夜のポテサラとペペロンチーノ、絶対に美味しいだろうなぁ……
北海道のじゃがいもってところがいいですね。
そして、最後の不意打ちがいい！

人と妖精の関わり。
箱庭という繋がり。
美しい世界観に、人の強欲さが加わって、哀しい物語が紡がれる。

短編なので、すぐに読めます。
ですが、読み応えがあります。
感動作です。

あの子と星空を見上げた日々は帰ってこないけれど、また誰かと一緒に空を見上げる日は、きっと来るよ。
そう、伝えたい。

慣れない一人暮らしに大学生活でノイローゼ気味な青年が出会った、大正浪漫喫茶で働く女給さん。 二人のコミカルな掛け合いが楽しくていいですね。 よもぎさんの一枚上手な感じと、そんな彼女…続きを読む

完璧な彼との幸せを、笑顔で享受しているのに、そんな彼女の心には、だらしのない元彼が残っている。 駄目人間だった男との昔。 今とは全然違うあの頃も、彼女にとっては忘れがたい日々だった…続きを読む

すれ違いから心に傷を負った女性が、少しずつ癒されていく。
詩的な表現に惹き付けられ、女性と同じ目線で物語に引き込まれる。

温かみのある作品です。
心からぬくぬくしてきます。

ウェブで活動していれば誰でも共感できる。
心にくる。
さて今日も、頑張って書こう。

途中までの雰囲気とラストのギャップが最高！
いい意味で裏切ってくれます。
爽快です。

もう会えない、届かない。
小学生という非力な立場と夏の暑さが少年を締め付ける。
ひどく切なくて目が離せなくなる初恋ものです。

創作で悩んでいたり、モヤモヤしている人にこそ読んで欲しいですね！
きっと何か得られるものがあるはず！

この姉弟とっても可愛いんです！
萌えるんです！
ちょっぴりドキドキ要素高めな姉弟の楽しいハロウィン、読んでみて下さい！

タイトルから、こんな感じかなぁ……と予想してみたりしたのですが、見事に外れましたね。
この作品、先入観持つと不意打ち食らいますよ！

桜月夜シリーズ第三弾！
それぞれの視点を楽しんでいます！
この作品だけでも十分に楽しめますが、是非にシリーズで読んで欲しいですね！
今後も続いてほしいと思う作品です！

専門書というから、何だか難しいミステリーな感じかと思ったのですが、違いましたね！
彼女の真っ直ぐな好奇心が可愛らしくて素敵です！

詩的な文章が作中の風景を想像させる。
どこか切なさを帯びた想いが甘みも孕んで読者を魅了する。
ロマンティックな短編です。