シテン

作者 大木 奈夢

99

46人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

 軽い語り口から語られるのは、脈絡のない独白。
 小説を読みなれているだろう自分も、内容の読み取りが出来ず困惑。正直言えば、駄作だと切り捨てようと思った。
 しかし、何かが引っかかる。
 読み返して、理解。
 この作品は驚く程洗礼されたミステリーと呼べるだろう。起承転結の承と転を飛ばして、そのまま結へ直結する。まるでジェットコースターのような感覚だ。
 流れという名の美。この言葉に尽きる。
 作品としてかなりまとまっており、読みやすい。それ故に読み返すことが容易で、何度も読むうちに謎に引き込まれていく。
 完成度が高く、短いのでとにかく読んでみてほしい。
 執筆お疲れ様でした。

★★ Very Good!!

最初は?って感じでしたが、読み進むうちに「おお」と視界が開け、最後に重罪を犯すことなく読み終えました。
内容を説明するのは野暮というものなので止めておきますが、謎が解けても解けなくても不思議な雰囲気に浸れて楽しめると思いますし、もしかしたら全く別の解釈で異なる物語が浮かんでくるかもしれません。

第一回無貌賞への参加ありがとうございました!
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897276302

★★ Very Good!!

 とりあえず読んでみよう。そんな気持ちで読み始めた私はあっという間に謎の世界に迷い込んでいました。確かにこの作品は意味のある文章が並んでいて、小説の形をしている。だけれど何についての小説なのかが全くわからない。それが一回読んだ時の感想でした。
 でも、何か意味があるはずだと細部に注意して読んでもわからない。そうして何度も読んでいるうちに私は気付いたわけです。タイトルの意味に。
 この謎が解明した時の快感がこの短い小説の醍醐味なのだと思います。とても面白かったです。

Good!

シテンというキャラクターの独白とも言えるべき内容で綴られるこの作品。
一風変わった書き方が読者に、先を読んでみようと思わせること間違いありません。

〝短いし、もう少し読んでみよう〟

そう思ったが最後、きっと最後まで読んでいることでしょう。ええ、私がそうでした(笑)



そして、この作品のテーマともいうべき、ある言葉が作中に出てきます。

そう、この言葉を素直に受け止められるか否かで、良し悪しに気づけるのです!

さあ、騙されたと思って、ページを捲ってみて下さい……