「翠」を含む小説

作家志望の大学生――翠川領明（ひかわりょうめい）は夏休みを利用して、バイト先の後輩――檜操子（ひのきみさこ）の地元である東北地方の山村、「猪狩村（ししかりむら）」を訪れることとな…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。三十。

浅霧家長男、朱鷺（とき）。 長女、翠（みどり）。 次男、和白（かずしろ）。 三男、玄太（げんた）。 全員そういう星の下だった。なにかに巻き込まれ、なにかを抱える。 そうして全員…

時は天正。 各地での戦乱とともに、凶暴化した獣たちが横行する世界。 小さな村に住む青年、翠≪すい≫は、ある時ひとりの少女と出会う。 少女の持つ、赤い宝玉。 それが、旅の始まりだ…

気まぐれでわがままで、不器用な猫系男子の翠くん。 ごく普通の平凡女子と豪語する女子大生のあきは。 親の海外転勤をきっかけに始まったふたりの同居生活は、まるで飼い主と猫のような関係…

第５回角川文庫キャラクター小説大賞最終候補作。 大幅に改稿、また『王妃さまのご衣裳係　路傍の花は後宮に咲く』と改題のうえ、 2021年8月24日に角川文庫さまより刊行されました。…

陽野ひまわりの小説に興味をもってくださり、ありがとうございます！ この作品リストは、「陽野ひまわりの小説ってどんなのがあるの？」「おすすめは何？」「面白そうな小説ないかなぁ」そん…

男娼の少年・錬金（れんきん）は、ホテル・アリストクラタのオーナーのひとりである青年実業家・稲妻（いなづま）が、ホテルの中のバー『天体観測所（プラネタリオ）』に現れると知り、彼の恋…

昭和初期の帝都・東京。作家・大久保は逝去した恩師の全集を編むために、未亡人・妙子の元に通う事となる。同時に、彼の周囲では奇妙な怪異が相次ぐようになった。 大久保純：酒浸りの作家…

北方の少数民族・ラゴ族を率いるサウレリは、烏翠国（うすいこく）との紛争のさなか、烏翠の王族かつ使者である弦朗君（げんろうくん）に出会う。互いに敵対する立場であり、対照的な外貌と性…

　現在掲載を休止しております。コンパクト版に力を入れていますので、よろしければそちらをご覧ください。 　高校一年生の秋。 　翠兎《スイト》は親友である達樹《タツキ》と共にゲー…

戦前昭和の帝都・東京を舞台に起こる怪異の数々と、それにまつわる人々の、「百に届くにはどこか足りない」物語。 帝都つくもがたり（https://kakuyomu.jp/works/…

少し古い時代の物語。公爵家の次女・茜が、長女・翠の夫である葵に宛てた一通の手紙が、彼女の亡くなった夜に開かれる。そこには、十数年前の葵が翠に恋い焦がれる心境、彼が思い余って悪魔と…

都会で暮らしていた俺、志賀 孝《しか たかし》は、夏休みに母方の祖父の実家へと赴いた。 辺り一面緑に覆われ携帯も圏外。 そんな隔絶されたド田舎で、山に入った俺を待っていたのは…

『君想フ銀ノ雨　君慕フ金ノ庭』スピンオフ作品です。 結婚前に知った衝撃の事実。 後戻りできない現実。 誰にも明かせない真実。 彼女の流す涙が吹き荒れる桜吹雪をさらに乱れ舞わせ…

長編中華風ファンタジー『翠浪の白馬、蒼穹の真珠』外伝。『翠浪』終盤を別の角度から描く。 レツィンと趙敏（ちょうびん）がその運命を引き受けたとき、彼等の主君であった弦朗君（げんろう…

龍が駆け、鳳凰が舞う空の下での物語。 辺境の北方部族の姫君レツィンは、活発で武芸に秀でた娘。 彼女は部族と「烏翠（うすい）」国との盟約により、国都の瑞慶府（ずいけいふ）に送られる…

主人公である少年はある日任務でとある人物と出会い、そこから運命の歯車が動き出した。 登場人物 蒼天華　凛珠　（そうてんか　りんじゅ） 狭間　千尋　　（はざま　ちひろ） 玖…

昭和初期の帝都・東京。潔癖で頑なな女学生・羽多野翠と叔父の酒浸りの文士・大久保純は、翠が謎の透明の怪人に懸想をされた事がきっかけで怪異に巻き込まれるように。「百に届くにはどこか足…

「恵みの雨だよ」 　出かけられない恨みの雨のことを貴方はそう言った。 　あの日から雨の日が好きになった。 　貴方に会えなくなった今も雨が降ると嬉しい。 　貴方が…… 　逢…