概要
鳥達は飛び立った、だがお前はあれらを射ち落とすのか――。
長編中華風ファンタジー『翠浪の白馬、蒼穹の真珠』外伝。『翠浪』終盤を別の角度から描く。
レツィンと趙敏(ちょうびん)がその運命を引き受けたとき、彼等の主君であった弦朗君(げんろうくん)は万一の覚悟を決めつつも、危険と葛藤のただなかにいた。そして、親友に複雑な感情を抱き苦悩する柳承徳(りゅうしょうとく)にもまた、王宮からの罠が仕掛けられる。去る者、残る者、それぞれの選択の行方は?
『翠浪』を読了された方、ぜひこちらもお目通しくだされば幸いです。
2017年6月24日掲載。
「小説家になろう」との重複投稿。
レツィンと趙敏(ちょうびん)がその運命を引き受けたとき、彼等の主君であった弦朗君(げんろうくん)は万一の覚悟を決めつつも、危険と葛藤のただなかにいた。そして、親友に複雑な感情を抱き苦悩する柳承徳(りゅうしょうとく)にもまた、王宮からの罠が仕掛けられる。去る者、残る者、それぞれの選択の行方は?
『翠浪』を読了された方、ぜひこちらもお目通しくだされば幸いです。
2017年6月24日掲載。
「小説家になろう」との重複投稿。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!烏翠、その堅牢なる籠
守るべきものは、人それぞれなのだろう。この外伝に出てくる貴公子、光山弦朗君には、はたしていかほどの痛みが、苦しみが、これまでに振り掛かってきていたのだろうか。
「翠浪の白馬、蒼穹の真珠」本編にては、あくまで「よそもの」からの眼差しでしか知ることができなかったくに、烏翠。それが、他ならぬ当事者の目を通して語られる。そんなん歴クラ狂喜乱舞、である。
人為甚だ凶猛なる王、王のそばで、“断罪”をなす若き宰相、呉一思。うごめく悪意に、それでもなお気高く立つ弦朗君。
レツィンを暖かく見守るその眼差し、その強さの理由を目の当たりとさせてくれる好編である。また同時に、烏翠に重くのしかかる影、その濃さを…続きを読む - ★★★ Excellent!!!こんな魅力的な人たちが脇を固める本編を、読んで!
主人公だけでなく、その周りを固める人物に魅力があるのが、面白い話だと思います。
しかし、あまり色々な人物のことを描くと、ブレてしまうのが物語の常です。
それを解決するのが「外伝」です。
前置きが長くなりましたが、これは、『翠浪の白馬、蒼穹の真珠』という長編小説の外伝です。
本編を読んだ人は迷わず読んで下さい。
絶対面白いです。あの事件をあっち側から見ているからです(←概要をご覧下さい)
が、本編を読んでない人にはどうしたらいいのでしょう?
やはり、読み返してみましたが、「先に本編を読んで下さい」というタイプの外伝だと思います。
でも、私が言いたいのは1行目です!
この外伝に出てくる、弦…続きを読む