鳥達は飛び立った、だがお前はあれらを射ち落とすのか――。
長編中華風ファンタジー『翠浪の白馬、蒼穹の真珠』外伝。『翠浪』終盤を別の角度から描く。
レツィンと趙敏(ちょうびん)がその運命を引き受けたとき、彼等の主君であった弦朗君(げんろうくん)は万一の覚悟を決めつつも、危険と葛藤のただなかにいた。そして、親友に複雑な感情を抱き苦悩する柳承徳(りゅうしょうとく)にもまた、王宮からの罠が仕掛けられる。去る者、残る者、それぞれの選択の行方は?
『翠浪』を読了された方、ぜひこちらもお目通しくだされば幸いです。
2017年6月24日掲載。
「小説家になろう」との重複投稿。