After The Great Prophecy 　～　ノストラダムスの大予言は正しかった。ハルマゲドン後に復活する世界の英雄史談～

　ノストラダムスの大予言は正しかった。恐怖の大王は巨大隕石の襲来――ハルマゲドンとして、１９９９年ではなく、２９９９年にその姿を見せた。それは、SDG’ｓが進まず環境破壊を進めた、人類に対する宇宙の意志（コスミックウィル）だった。
　人口は180億から2億まで減り、人類は半絶滅状態に陥った。追い詰められた人類に対し、コスミックウイルは科学技術を封じ、代わりに自然の力を活かしたネイチャーフォースを与えることによって、復活の手を差し伸べる。
　ハルマゲドン以後千年の時を経て、全世界で２０億人まで復活した人類は、コスミックウイルを絶対神とする宇宙教と呼ばれる一つの宗教の元に、八つの国家に分断し、再び地上の覇者として復興を成し遂げた。しかし再興した人類は、かっての宇宙をも支配しようとした科学技術が発…続きを読む