左腕のない当主、胴体のない生首生首はある条件を満たせば、無限の富をもたらす存在になる……緩やかに過ぎゆく日々、親しくはあってもどこかに一線を引いて、互いのもっとも柔らかいところには踏み込みきらない会話。柔らかな場所には踏み込まなかったとしても、周辺を巡る会話は、その踏み込めない場所の形を浮き彫りにしてはいないか?ふたりを繋ぎ留めていたものはなんだったのか?それは読者の数だけ答えがある秘密なのでしょう。
完走おめでとうございます!一ヶ月、生首の物語を紡ぐ…本当にすごいです!生首というおぞましいテーマだというのに、ひとつひとつの物語が美しく。何より生首の黒鬼が本当に美しく脳内再現され、気づけば一日一日と増える物語を楽しみにしている自分がいました。一ヶ月、楽しませていただきました。ありがとうございました!
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