第12話 こき使われるギルド員
「なんだこの死人の数は!」
書類をバンバン叩きながら
ギルドのマスターに詰め寄るセレナ!
「お前は無能か対策を何も取らなかったのか?」
10名ぐらいの死者などこの界隈では
ありふれたことなのだが、
死人が全て新米冒険者、子供ばかり
「森の奥地、魔獣たちの縄張りに
踏み込んでしまい
自然そのものを敵にする行為で・・・」
「死因がわかっているならちゃんと
送り出し教育や引率をつけろ!
暇してるギルド員いただろ!」
「ギルド職員クビにしてすげかえるぞ!」
「LV換算で4までは面倒を見てやれ
あと逃げることも徹底させろ」
「ギルド内の訓練所もフル稼働させろ!」
「ギルフォード!」
「はっ!」
「ギルドマスターの権限を共有させる!」
例の辺境の騎士はセレナに心酔して
いつのまにか配下に落ちている
元々はスラムの出だったらしい
スラムの環境改善、仕事の斡旋
病気や飢え死にが目に見えて減っている
「危険な魔獣を狩って森の安全地帯を広げろ」
森の中の川の近くに
森の木を使ってログハウスを作り
治療場兼休憩場を作れ
そこにギルド員を常駐させる」
「定期的に素材の買取商人や
行商も行けるようにしろ!」
これにより新米冒険者の致死率が下がり
未来の英雄の無駄な死が回避され
冒険者達が加速度的に増え出すことになる
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