第14話 薬師と魔女2

セレナやギルフォード

駆り出されたマリーンドルフや


ギルド職員や中堅の冒険者達の働きにより

安全帯域が拡大

森の休憩所が村程度に発展

宿屋、食べ物屋までできている


全体的な冒険者レベルも上がり

6〜10が増え始めてから


今多い死因を徹底的に調べて

改善案をセレナが出したところ

【毒による死亡】

毒草 毒キノコ 昆虫や動物による毒

が増えている


蜘蛛や蛇の魔物も居るし当然か

【ギルド命令】

毒消しや毒消しのポーションを持たないものは

クエを受けさせない!

中級の狩場侵入禁止を徹底させたところ


毒消し関連の草やポーションが高騰

全く人気がなかったもので


【クエストに毒消し草採取追加】

新米冒険者には毒消し草採取が

お金になり特需になる


ヨハンに開墾した土地を与え

薬草類の栽培や効果の高い

飲みやすくした毒消しの類など

急ピッチで量産させている


猛毒を持つ蜘蛛や蛇には

普通の毒消し草では効果が薄い!


仕事が忙しく

疲れ果てた時に久しぶりの雨が降る

雨の日の夜は

「魔女さんに逢える」

ヨハンからすると素敵なおねいさん

と話す機会や巡り合いや

行動力が無いのでこの縁がとても大切である



「ヨハン!悪人になれとは言いませんが

もっと自分の意見を他者に伝えなさい!」


「まず休暇をもらう、

次に給料を上げてもらう」


「聞かれなかった場合

ストライキを起こす!」


「全く善良というか情けない子ねぇ」

「私に実体があれば逆に救い出して

幸せにするのに」


「ワガママを言わないと遅かれ早かれ

精神が壊れます!」


「いや、でも困っている人が居るし」


「でもじゃない!」

「自分を犠牲にして良い理由にはならない!」


弟子でも無いから教える気はなかったのだが


「貴方の固有スキルで作ったものなら

分量が三分の一でも十分な効果が出る」


「3倍に薄めなさい!

仕事が三分の一に減らせます!」


「休暇や賃金あげてもらわなかったら

次回は口を聞いてあげません!」


とても勇気が必要な事を強要とか

私の女神様は優しいだけでなく

厳しいとヨハンは思った!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る