第23話 始祖の聖女 女神ノルン

「何バカ言ってるの?」

「そんなの通るわけないじゃん!」


3聖女が口々に言うが、


厄災の魔女は

「あんたらの女神と話をさせろ」

「知らない仲ではない!」


「貴方達、蛙のままで永遠に死なせないで

封印するわよ!」


「こちらはかなりの譲歩してるんだけど」


少し待ってて

蛙姿で呼び出せるのかとも思ったが

3聖女の祈りは通じた!


ノルンは現れた


「絶えることのない信仰や善意には

神は慈悲を与えるであろう」


「うげ!」

「ユノー」


「こほん!貴方達は席を外してくれる」

カエル達が別空間に女神によって送られる


厄災の魔女 ユノーは

「そろそろ精算してもらいたいのだけど」

「同期の私がどれだけ割をくったと思ってる」


「本来なら私だって邪神の女神に

余裕でなれたんだから」


「今からだって死ぬことが出来れば

なれるのよ!」


勇者や英雄のキルカウント30は超えているし

そこらへんの雑魚魔王よりは

今の半封印でも力を出せる!


今までの功績を力に変換してもらい

邪神に転生した直後

天使の天空都市 5つを灰燼と化して

人間の首都狙って落下させる


「なんてことを・・・せっかく

平和になっているのに・・・」


「あんたらの言う平和とは

人間同士が争い

魔物に怯える生活か?」


「バランスが保たれていると言う意味です」

「完全な平和などあり得ません!」


「信者どもにもちゃんとそれを教えれば

良いものを、とんだペテン師女神だな」


そのバランスの為に少なからず何百年も

協力してきたことと、神や天使への

恨みによる意趣返しの嫌がらせの保留


その代わりに頼みたい事があるんだけど

「生きたまま転生」

「そこの蛙の聖女3名と」

「普通の赤子で、あとは勝手に生きる」


「それが嫌なら邪神の女神になり

本来の仕事を全うする!」


「さてノルン様どうしますか?」


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