第21話 蛮族姫

長い時を生きる、

3聖女 100歳を超えても老いることのない

特別な身体で30代前後の姿で保ち


新しい聖女の発掘育成、

そして道を示す者

人類の希望


大聖女と言われる3人の喪失と

闇の元凶と言われる厄災の魔女の喪失

大事件になり数日が過ぎ

相打ちになった噂だが、


魔物達が活性化して数や強さが上がっている


そのうち国境の森がモンスターで溢れる

危惧さえ覚えている


セレナは氾濫の対策の準備を急ピッチで

しているのだが・・


この忙しい時に辺境最強の蛮族国家

周辺のモンスターのレベルがオカシイ地域

例えるならラストダンジョンに住むような

規格外の戦闘民族


そこの領主というか王様から

娘をどうか女らしく教育してくれと

涙ながらに頼まれる、

なんでも舞踏会を開いているとか

聞きつけてどこに出しても

恥ずかしくない女性に…

しかるのちに伴侶を作ってもらい

孫の顔が見たい!


獣王かマッチョの脳筋魔王か、

そのように見えなくもない

規格外の人間


味方になると頼もしいので

断る選択肢は無い!

緊急事態には援軍として見込めるであろう



女性の1人や2人なんとかなるだろうと・・・

思った時もありました!


「無理だ!アレをどうしろと…」

「人ではなく獣か何かだろ・・」


「任されたヒルダは怪我をして

やってられるかと退場している」


蛮族姫ばんぞくひ貂炎ちょうえん

子供の12歳なのだが

可愛らしく見えなくもない

赤髪の小柄な娘だが

性格は猛獣


食い物を奪って逃げる

気に入らないものはぶちのめす

衣服でさえ気に入らないと破いて

下着で走り回る


てなづけるのは無理かと諦めかけていたら

セリーヌがペットの動物として餌付けして

いつの間にか貂炎をてなづけていた!


散歩の時間ですよー

ご飯の時間ですよー

野山に離して夜に迎えに行って

今では一緒に寝ている

まるで母親の様だ


なんでも母親は行方不明で

父上に育てられたらしい!

それにしても限度があるだろ育て方がオカシイ




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