第7話 伝承?なんか違くね?

次の日

女性が増えている!増殖した?!


マリーンが友達らしき女性の貴族を

引き連れてきて紅茶やケーキを

食いまくっている


ケーキのホールをお代わりとか

見ていて胸焼けする

男性でもそんな食い方はしない!


女性として終わっている!

見ている男性とか居ないとこうなのか?

それとも普通なのか?


蛮族グループ

アマゾネス1と名付けよう


それでも女性らしさと言うか

乙女心はあったらしい

辺境の歴史はつまらんから


ラブロマンスの逸話とか

人気らしいものを聞かされた



噛み砕くと


貴族ゆえに親の決めた嫁ぎ先に

行くことが決まっていたが


出発の前日に片思いの貴族からの告白で

お互いに相思相愛と知り

最初で最後の一晩だけの恋愛、


結婚前に純潔まで捧げて

愛し合うが引き裂かれる!


馬車で嫁ぎ先送られる最中、

襲撃に遭うのだが、それは救出に来た彼氏


そこからは愛の逃避行が永遠書かれて

最後には海辺の崖に追い詰められて

「たとえ死んだとしても

私たちの愛を引き裂くことはできない!」


「どんなものに生まれようと必ず見つけ出して

永遠に愛し合う」


そう言い残して海に身投げして

END


その後、魚に生まれ変わって愛し合ったとか

どこぞの王子とお姫様に生まれ変わり

結ばれて幸せになったとか


素晴らしい話とうっとりしているが


貴族からは評判が悪いらしい

家の勤めを果たさず

国を捨てて逃げたとか



セレナは「んんんん」

「なんか聞いたことがあるな」

「食い違いが激しいけど聞く?」


「それ、死んで無いよ!」


嫁ぎ先に行く前に行動力のある

女性の方が脱走


恋愛の末に結婚したのは会っている


あと男性の方はとんでもない浮気者

すけこまし


奥さんが怖くて恐妻家


海に身投げした後 

商船に拾われて別の大陸に

そこで男の子を産んでいる


亜人獣人差別の国でそちら側について

反乱起こして獣人の国を作ったとか


浮気して獣人の間にもいく人も子供がいたとか


別の大陸のダンジョン制覇して

最下層100Fの階層主を倒して

【白銀の鎧】を手に入れたとか

と言うか実際は奥さんの方が

旦那より遥かに強かった!



マリーンがカットインで割り込む!

「そこまで貶めて創作で考えれるとか

三流詩人か何かか?」


「美しい伝承にケチをつけるのはやめろ!」


他の女性達は聴きたそうだが話はやめる


「じゃあ別の話、歴史書で

大氾濫や他国からの侵攻などの

辺境の危機に【白銀の騎士】が現れて救ったとか」


「辺境で疫病が蔓延した時に大量の薬を与え

製法を薬師に伝えたとか」


「へ?!」

観客の女性達は固まっている

「国を捨てた伝承の恋人達が救助に?」


「主に旦那ではなく奥さん」

「白銀の鎧は魔法の鎧で装着者に

合わせた大きさになる」


「でも年代が合わない!

人間が100歳以上生きるはずがない!」


「鎧は息子に引き継がれた!」

そして年代すら跨いだ!


「ここまでホラ話の才能があるとは

詩人になったら如何?」


気になってマリーンが自分の家系から

調べることになる

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