第3話 戯言です!
辺境伯3名の代表として
セレナが責任追求の会議へと出席、
辺境は力が支配する野蛮な蛮族の世界
この手のやりとりはいいように
手玉を取られて言い負かされる!
その蛮族の地に知的な元公爵の娘が
加わったのが大きい、
力が智を手に入れるに等しい!
★★★
見目麗しい聖職者や
大貴族にさえ見える、年若い16歳の
ローゼン・ヘルバーグによる開会式
救世主や天使とさえの名声もある
全ての商人の希望や英雄
「争いを望まず!
平和利に公平公正にこの議会を
進行する事をローゼンは」
【商業の神に誓います】
王国中央からは財務官僚に当たる貴族
【財務の神に誓います!】
セレナ・ベッドフォードとしては
舐められてるなと直感
外交や法務担当者を寄越さないとは
【辺境の神々に誓います!】
神に誓い出た結果は【余程のことがない限り】
ひっくり返すことができない!
王国側は永遠と被害や損失
経済への影響を積み上げて賠償を迫ってくる
うちらの被害今まで無視の癖に
心の中で被害ザマァと思いつつ
それに対して短時間でセレナは
考えねばならない
相手に取り込まれるな!
無視してこちらの主張を述べろと言い聞かせる
辺境の兵士や平民 人的 建物の被害
農地への被害 流通ルートの半壊
王国中央の莫大な被害に比べれば
比べるまでもなく矮小で少ない額
相殺になった場合一方的に被害者である
「辺境は私が着任する前、
それこそ建国初期から属領として
外的の兵士、他国や魔物の氾濫から
中央を護ってきていたはず!」
「それに対しての保証が足りて無いから
起きうるべくして起きた当然のことでは?」
「兵士 食糧 武器防具 馬 運用資金」
「あなたの時代の財務官僚から
資金が削られ最近では交付も途絶えた!」
「責任の所在はどちらにあるか明らか!
その請求額の100分の1でも辺境に
渡していれば・・・」
この2人のやりとりを見て部外者の
ローゼンはくだらんやり取りとして
笑顔の裏で侮蔑する!が
本来の仕事に戻る
「お互いの要求、意見の擦り合わせは
大事です」
「休憩を挟んで」
「お互い納得できる妥協点を示しましょう!」
ローゼンはすぐさま王国側に行き耳打ち
「あまり追い詰めると碌な結果になりませんよ!ある程度の損切りが必要かと」
そして間を置いてから耳打ち
「ベットフォード伯、
中央との全面戦争が望みですか?
それなら容赦なく
私がその前に貴方を叩き潰します!」
とても簡単な事です!
【最終的な落とし所は出来ています】
私を敵にまわしたくなければ
【従え】
悪いようにはしない!
勝てる保証はないが
ローゼンに任せれば引き分けにはできる!
損をしない形の、最大の問題は
中央より敵に回したくない相手
辺境の経済への影響力が強く
今後の未来に直結する!
受け入れるか拒否するか否か?
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