第11話 ギルドの接収

セレナが領主になったところで

表向きは何も変わらなかった!


それもそのはずシュタイン・オットーが

領主の仕事を継続


王都の連中を騙すべく

裏の領主という形に落ち着いて

違い稀なる能力で辺境の問題を洗い出して

改善、それも常人では不可能な

速度でこなしている


20個のタスク仕事を同時処理

頭の作りが常人離れしている

常人では3つの掛け持ち処理なら

可能域ではあるがセレナは軽くこなす


改善の快進撃が続くと思ったら

パタリと止まっている!


「金がない!」

金を産む政策を優先すべきだったか!


この国の人間を金のために

誰1人遊ばせたくはない考え!

罪人や借金の奴隷、現役の盗賊やら

子供まで働かせようと考える

職業案内所でも作るか?


新たに作るのは金の無駄だ!

今あるものを利用しよう!


【冒険者ギルドを人員ごと丸ごと接収】

クエストとして仕事をさせれば良い!


ギルド職員やマスターの給金や待遇を約束

更に今より給料を成果に応じて上げると約束


骨のない底辺の閑古鳥の無く

形ばかりの冒険者ギルドだったので

楽に摂取することに成功している


見違えるほどに辺境を発展させてやる

「辺境の市民は全て私の奴隷なのよ!」

好きに使って何が悪い!

根拠のない自信で溢れている!


「私は辺境の神になる!」

その華々しい第一歩


優秀な人材を子供のうちから手に入れ

忠誠度MAXの親衛隊を作る!


人材確保と仕分け作業!


ギルドのものは私のもの!

鑑定用の水晶を持ち出して


スラムの子供 孤児院

戦災孤児 流民 奴隷


パンと引き換えに鑑定してリストをつくる

ほとんどガチャ感覚


子供のうちから特定の分野に適正の高いもの

子供でも一つはスキルを持っているので

有用なものやユニークなものを即採用


微妙なものは

薬草の採取や工事作業者

鉱山労働者

農地の開墾など


幾らでも使い道がある

ポーションの備蓄

街の発展

農地の拡大 食糧確保いくらあっても良い!


スラムや奴隷で死にかけで

有用なスキル持ちをいく人も

強引にでも回復させ

治したことから!


スラムに現れた「天使だ!」「女神だ!」

「聖女だ!」とかわけわからんことを

言われたが無視


人間は公平などない、

使える必要なものに目をかけて助けるのは

当然!死なれると損失になる!


「治療費など要らん!代わりに

お前は医者になれ!」

助けられた命の限り他者を救え!」

「命令だ!」

【ポーションや薬の効能アップスキル持ち】

子供は神でも見る視線で感動すらしている

後に【生徒の熟練度アップのスキルを獲得】

育成の先生になることになる


医者やポーションの錬金術師の

育成が急務と感じて優先的に資金投入

民衆を助けることにより

次の世代の支持率の獲得目当てである


後に疫病ですら跳ね返すことになる


底辺の子供達を助けるため

子供を食い物にする悪徳商人の排除

適正価格無視の酷い値段で

アイテムやら薬草を買い叩く輩も排除して


適正価格を徹底させる

全てを救おうとは思わない!

次の世代からが本番豊かにすれば良い!






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