第33話 講師

ヨハンの推薦で何故かユノーは

講師にされていた


そして今セレナの所で講義を行なっている!

なんで私がこんなことを・・・



ことの発端はヨハンくんとラブラブ勉強会を

する為に歩み寄り


錬金術師の勉強を【叡智の書】を取り出して

必至にこなして技術を習得


優しいおねいさん先生として

身体をくっつけてセクハラ勉強会を開催


ヨハンはみるみる吸収して

薬師から錬金術師まで昇格


【叡智の書】はGoogleやWikipediaみたいな

存在で所有者が望めば大抵の情報が出てくる


【幻想級】アイテム

別名は【アカシックレコード】


元始からのすべての事象、想念、感情が記録されているという世界記憶の概念で、アーカーシャあるいはアストラル光に過去のあらゆる出来事の痕跡が永久に刻まれている


あまりに膨大すぎる知識なので

大半が使っている当事者も理解が及ばない

事柄がほとんどである


ユノーの使い方は目的として

かなりの勿体無い使い方である



「ユノーさんの知識を放っておく事は

世の中の損失です!

世界のために見識を広めましょう!

数多くの不幸な人が救われます」


めんどくさーと思いながら


目をキラキラさせて眺めて来るので

私のイメージや信用問題に関わる


流石に叡智の書はロックがかけてあり

私以外には見れないが、

そもそもこれは物質が違う異界の代物

本の形にしているに過ぎない

覗き込んでも常人には理解できないであろう



質問にいくつか答えたら

神のように扱われている


自然現象

雨の降る仕組み

雪の降る仕組み

津波の起こる仕組み

大氾濫も自然現象


「え!」

「大氾濫も」

「すぐさまセレナさんに教えましょう!」


うーあー、まじでだるいんで

明日にしよう人に会うなら準備も必要だし

あの3聖女やこの時代の魔女には

この手の知識は無いのか?


代理すら立てれんのか?


何か貰ったり対価が無いんじゃやってられん


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