第42話 生霊

「生霊」今回は、こりゃまたいきなりなタイトルだよな。。


でも、「書くならこれにしろ」

とジャン本人からの頼み。


只今、ジャン、本人は留守だ。

では、今書いているのは?

誰だ?

となるだろうから、

まぁ、ジャン本人ではなく、仲間としておくよ。

ジャンの代筆と言うわけだ。


さて、事の発端は、

ユリナの知り合いが腰痛に悩まされた事から始まる。


「〇〇ちゃんが腰痛で痛くて足に痺れまであるらしい。」


こんな話が耳に入る。


当然ユリナは

「それ、ヘルニアじゃないん?」


ユリナもヘルニアを経験している為、症状からそれを疑うわけだ。

病院に行っただの、治療してもらっているなど、

至って普通の会話だ。。


この頃は、本当に何事もなくだった。



それから暫くして、

「〇〇ちゃん、腰痛が酷くて仕事にも行けず、家の事も出来ずらしくて。

病院で注射も3本したって。。。」


こんな話が耳に入る。


ユリナ「今まで、腰痛になった事が無い人がここまで酷くなるの、、なんか変よなぁ。」


何かを感じたユリナ。

そして何気なく、その腰痛の〇〇ちゃんと付き合っている彼の事を尋ねたユリナ。


すると

「最近、不満ばかり〇〇ちゃん言って来るようになってな、

とある出来事があってから彼氏と距離をおいてる。」


正にそれだと。

そう感じたユリナ。


どうやら、別れる、別れない

そんな状態ならしい。


ちまたで、よくある話だよな。

だが、これでは済まなかった。


霊的に感じる事を、〇〇ちゃんについて話をした人に、伝えたユリナ。


〇〇ちゃんの酷い腰痛は、正に彼氏の生霊だった。


そして、表に生霊がいてそれにくっついているのが、彼に元々いた悪霊。


つまり、〇〇ちゃんの腰痛は本来ならば、そこまで酷くはなく、痛みはあっても動けなくなるようなものじゃない。


悪霊と生霊が〇〇ちゃんの腰痛を悪化させていたと言う事だ。

「別れない!」

と言う彼の念と共に生霊として〇〇ちゃんに飛んで来ているようだ。


そして、彼に元々くっついている悪霊。

〇〇ちゃん共に苦しめたい!

といった感じ。


ユリナは、〇〇ちゃん本人ではなく、その話を持ってきた人に、霊的にわかる事をその場で伝えた。


そして、ユリナはその人と別れ帰宅する。

車を降りた途端に、自分の後ろに誰かの気配。


ユリナ「まさか?!、、来た?」


正にその通りだった。

ユリナが車を降りて、歩くとついてくる。


すぐ後ろをスーッと一緒についてくる。


ジャン「ついて来るな!

離れろ!、、帰れ!」


ジャンが威嚇する。


ユリナが見たその姿は、

若い男性で「生霊」だった。


そして、その生霊は入口で止まる。

どうやら、中には入れないようだ。


ただ、入口に立ち空いたドアからこちらを見ている。


そして、ユリナに聴こえてきた男からの言葉

「邪魔するな!」


生霊にくっついている悪霊からの言葉だった。


ユリナは、以前にも妹からの生霊が来た経験があり、この彼氏からの生霊だとわかるようだった。


生霊から感じる

彼女への執着。


ユリナは「ただの執着じゃんか、、そんなの好きでも、何でもないわ!

こんな人とは、別れた方がいい!」


なんて言うもんだからな、

生霊と悪霊が怒るわけだな。


それから、ユリナは霊障害を受けるわけだ。

勿論、それを祓いのけ、やっつけねばならん、俺達守護している者。


まぁ、霊的に落ち着くまで大変だった。。


ちなみに、〇〇ちゃんは、占い師みたいな人にも見てもらい

「別れ際には気をつけた方がいい」

と言われていたらしい・・・


全く、、〇〇ちゃん本人とユリナは会ってもいないのに、話を聞いただけで

やれやれな事だった・・・


それから、〇〇ちゃんが彼と別れたかどうかは、わからない。


距離をおいているのかさえも、わからないが。。


霊的な、生霊は勿論だが、

悪霊等は、その場に本人が居なくても

よく聞こえる耳があり、

自分達のやる事を邪魔しようとする者の所に飛んでくる。


皆様も人とのお付き合いは、お気をつけて。。。



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