第9話 肉体(脳機能)と霊体(魂)の関係。

ある日、ユリナのラインを通し俺の仲間である、ゆうからこんな質問がやって来た。

「霊魂、魂の性質、基質つまりは、ユリナのように転生中な人の魂と肉体との関係性。特に脳機能との関係性。そしてどんな影響を与えるのか?」


うーん。かなり難しいとも、いたって簡単とも言えるかもしれない。


ただ、あまりこんな事を考える人はどれだけいるかだが。


そもそも、なぜゆうがこんな事を考えたかと言うと。


ゆうの周りにどうやら原因があるらしい。

相手の話しを理解出来ない。

また、自分の言いたい事、伝えたい事が自分の言葉で伝えられない。


こんな人がやたらと多いらしく、だからなのか、会話が成り立たない。


「よくそんなんで、会社の仕事が回るな。」

と俺が言えば


「だから、大変なんです。」

とよく言っている。


そこで、彼は考えたわけだ。


「魂(自分)と今ある肉体。特に脳の働きは関係があるのか。」


皆はゆうみたいに考えた事があるだろうか。

実に面白い事考えるよな。


しかも、これを俺に投げかける。

転生してる、人間ではなく。

肉体を持たない世界にいる俺に尋ねるんだから、実に興味深いじゃないか。


他の方々がどんな話しをしているかなんて、俺は知らない。

だから、これは俺の経験。

または、見てきて考えた事だ。


はっきり言うが、宛になるかは知らん。学者でも、神でもない。


ただのジャンが今まで、ユリナ達、縁ある身内とも言う者を見て来て、考えた事なのでな。


まずは、ユリナを題材にして話してみよう。

ユリナの今の肉体に自分である魂、霊魂ともいうものが宿っている。

肉体はユリナがそちらで生きるのに必要な地球、家系からの贈り物だな。


この肉体には、様々な機能が備わっている。勿論、歩く、食べる、手を使う、指を使うなどだ。

身体機能はユリナ用に用意されたもの。頭の機能。つまりは、脳の働き。

これもユリナ専用に用意された。


このユリナ専用とは、今生と言う限られた時間に何を学ぶか、課題、役目

カルマ等に合わせて。

と言うものだ。


家系から受け継れる特徴等があり、それらを考えながら、ユリナの肉体の特徴は、ある程度決められるわけだな。


さて、その頂いた肉体に宿り、母体から生まれ今に至る。


ユリナ(魂)は、いろいろと感じたり、思ったり、考えたりする。


それがその都度肉体へと伝わる。

特に脳にだ。

その脳の働きにより、喋べる。聞く。

歩く。等などしている。


ただ、ここで問題が発生する。

それは、身体能力、脳の働きに可能か、不可能かだ。


歩くにしても足が悪ければスムーズにはいかなかったり。


あれ?

ちょっと待てよ。。。


ここまで書いてて、こんな途中に俺はある事に気がつく。


確かにユリナの肉体だ。

宿るのはユリナ自身(魂)


だが、俺はユリナの体内にいて、しかもユリナ自身(魂)の側にいる。。


待てよ。この状態が、、、俺自身がユリナの肉体に宿るのとあまり変わらないんじゃ・・・?


俺自身を書けば、魂が肉体に宿りどうなのかがわかり易いとか?・・・


実は、この題材をテーマに書こうとすればする程、行き詰まる。。。


それは、なぜか。。

ユリナの脳の中と俺の伝えたい事が上手く組み立てられんからなんだが。。


では、俺の事を書いてみてはどうだろうか。


それについては、

次回へまわす。




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