第49話 出来事の捉え方
「一平ちゃんは、よくやった」
この言葉は、萩本欽一さんが発したものだ。
俺達は、この言葉をどこで知ったのかは、
ある朝、ユリナが車で仕事へ行く途中のラジオから聞こえてきたもの。
では、どう言う事なのかを、簡単に言えば、
今、世を騒がせている野球の大谷選手の通訳者の事件。
この事件についての事。
萩本欽一さんは、この事件を普通ではない視点から見ている。
それが、
「一平ちゃんはよくやった」
萩本欽一さん曰く、
大谷選手は、2つの大きな幸せを手に入れた。
それが何かは、もう皆知っているだろうから、端折るが、
その、
「大きな幸せが来た事で真逆な事が起きなければいいのだが。」
と考えていたらしい。
「野球選手だから、体を故障させるような事にならなければ良いがな。」
と。
ところが、あの通訳の人が、やった事件が明るみになった事、
しかも、野球以外、全く関係ないところでの出来事。
この事件が明るみになり、よかったと
捉えたようだ。
つまりは、大きな幸せと言う良い出来事が起きれば、逆にそれに見合うだけのマイナスな事が起きる。
それが、野球以外の事だった。
だから、野球選手としての大谷選手は、無事に野球を続けて行けるのではないか。
そんな意味が込められている。
俺は、この内容がラジオから聞こえて来た時、ユリナに注目した。
彼女が、萩本欽一さんのこの出来事の捉え方を
聞き、どう思うのだろうと。
まぁ、想像通りだったのだが。
ユリナ「欽ちゃんは、凄いな、、そんなものの見方が出来るなんて。。
あ、でも、欽ちゃんらしいな。」
彼女は、ただそう言った。
一つの起きた事件を、その他大勢の見方には、流されず、自分の視点から見る事ができる。
俺、個人とすれば、起きる出来事を、どう捉え、考えるのか。
では、俺はどう捉えたのかと言うと・・・
それを書くために、このカクヨムの
「ジャンからの便り」を開いた。
そして、俺自身の考えを書こうとし始めた時、
前置きを書き、これからと言う時に、
「やっぱり・・・」
ユリナにいきなりな睡魔がくるのだ。
「やはりな・・・」
俺の仲間の方々も同じ予想をしていたらしい。
『書かせたくない』と言うような存在な者がいるのだ。
今、読んでくれている人には、意味がわからないだろうから、簡単に説明すると。
大谷選手と言う、世の人達に大きな影響を与える方に、事件が起きたわけだよな。
そして、その事件を一般的な見方をしなかった
萩本欽一さん。
彼も世の人達に大きな影響を与える人だ。
つまりは、大勢の人達の意識を意図も簡単に変える位の人からの発言の影響は、
普通ではないわけだよな。
この起きた事件と萩本欽一さんの発した言葉とその意味。
俺は、萩本欽一さんの考えを否定は勿論しない。
一つの考えに囚われず、視野広く捉えているからな。
俺の考えは、そう言った事じゃなく。
世の人の意識がどのようになるのか。
誰かが言ったから
「そうだ!」
とはせず、自分の判断、考えがそこにあるのか。
「それはそれ。」「これはこれ。」
悪い事は、悪い。
良い事は、良い。
善悪が、一色にならずに、きちんと判断ができる人が、どれだけいるだろうか。
起きる出来事に対しての感じ方、
考えは、各々違うだろうはずだ。
だが、影響力がある人が話すと、
その自分が出している答えが丸々変わるなんて事にはならないようにしてもらいたい。
俺達にはわかるんだ。
誰かが発言した言葉を使い、
世の人達の集合意識を意図も簡単に作用させたいと言う存在な者がいる事を・・・
それに自由に操られる事なく、
自分と言う存在をしっかりと持ち、
自分の考えが持てる人になってもらいたい。
勿論、考えが間違いならば、自分で気が付き、
正していけるように・・・
何事も主体は、他者ではなく
自分である。
それは、良いも悪いだけではなく、
時には柔軟性も持ちながら・・・
難しい話になったな。。
あぁ、俺個人の考えは、
「通訳者のした事は、悪い。
でも、大谷さんの落ち度もあったのかもしれない。」
簡単に言えばそんな事だ。
あくまでも、俺個人の考えに過ぎない・・・・
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